おすすめは「かき揚げ、天ぷら、そして踊り食い」伝統の仕掛け“ザワ”使ったシロウオ漁が最盛期　宮城・南三陸町

伝統の仕掛けを使ったシロウオ漁が宮城県南三陸町で最盛期を迎えています。5月11日にはシロウオの踊り食いを体験できる「しろうお祭り」も開かれます。南三陸町歌津地区を流れる伊里前川では、毎年この時期、体長5センチ程のハゼ科の魚、シロウオが産卵のため川をさかのぼってきます。漁に使われるのは「ザワ」と呼ばれる伝統的な仕掛けで、川に石を組み中央のかごにシロウオ誘導します。地元の漁業者によりますと、東日本大震災前、シロウオ漁師は30人以上いました。しかし、住宅の高台移転や高齢化で現在は4人だけとなりました。今シーズンは、水温が安定せず水揚げが少なかったものの、この数日の好天で最盛期を迎えています。シロウオ漁歴26年　渡辺千之さん：
「漁が始まると気持ちがウキウキする。春を告げるイベントだから。（Qおすすめの食べ方は？）かき揚げ、天ぷら、卵とじ、あとは『踊り食い』」シロウオ漁は、6月中旬まで続きます。5月11日には、復興商店街「ハマーレ歌津」で踊り食いを体験できる「しろうお祭り」が開かれます。

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