Cerisaie / the Cherry Orchard / 桜の園
Автор: Dainanagekijo
Загружено: 2022-01-03
Просмотров: 3429
桜の園 Cerisaie
原作:A. チェーホフ
adaptation of A. Chekhov
構成・演出・美術・訳:鳴海康平
conception, direction and scenography : NARUMI Kouhei
初演・映像:2021年10月、三重県文化会館
premier and this video : October 2021, MIE Center for the Arts
/ dainana-cerisaie
*** 出演(映像) cast ( in video)
木母千尋、小菅紘史
諏訪七海、増田知就
藤島えり子(room16)、金定和沙(青年団)
森下庸之(TRASHMASTERS)
三島景太(SPAC-静岡県舞台芸術センター)
KOSUGE Hiroshi, KIBO Chihiro
SUWA Nanami, MASUDA Kazuki
FUJISHIMA Eriko (room16)
KANESADA Kazusa (Seinendan)
MORISHITA Yasuyuki (TRASHMASTERS)
MISHIMA Keita (SPAC)
*** スタッフ staff
舞台監督:北方こだち、北村侑也
照明:島田雄峰、佐伯香奈(LST)
音響:平岡希樹(現場サイド)
衣装:川口知美(COSTUME80+)
音楽:川崎正貴
振付協力:奥野衆英
フライヤーレイアウト:橋本デザイン室
スチール:松原豊
stage manager : KITAGATA Kodachi and KITAMURA Yuya
lighting : SHIMADA Yuho and SAEKI Kana
sound : HIRAOKA Mareki
costume : KAWAGUCHI Tomomi
music : KAWASAKI Masaki
choreography cooperation : OKUNO Shu
advertising art : Hashimoto design room
photo : MATSUBARA Yutaka
※上演台本作成にあたり神西清、浦雅春、Françoise Morvan、Andre Markowicz、Julius Westの各氏訳を参考にさせていただきました。
*** 初演時クレジット
三重公演[とこわか国体文化プログラム]
主催:三重県文化会館[指定管理者:公益財団法人三重県文化振興事業団]
共催:レディオキューブFM三重
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(劇場・音楽堂等機能強化推進事業)、独立行政法人日本芸術文化振興会
協力:SPAC - 静岡県舞台芸術センター
製作:合同会社 第七劇場
produce : Mie Center For the Arts
co-produce : Radio Cube FM Mie
cooperation : Shizuoka Performing Arts Center
production : Dainanagekijo LLC
supported by Agency for Cultural Affairs and Japan Arts Council and OKADA Cultural Foundation
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「桜の園」ツアー2021
三重公演 2021年10月9・10日
三重県文化会館 小ホール
金沢公演 2021年10月16・17日
金沢21世紀美術館 シアター21
宮崎公演 2021年12月18・19日
メディキット県民文化センター(宮崎県立芸術劇場)
演劇ホール 舞台上舞台
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金沢公演[2021ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭]
主催:合同会社第七劇場、2021ビエンナーレいしかわ秋の芸術祭、石川県、一般財団法人石川県芸術文化協会
共催:公益財団法人金沢芸術創造財団
後援:北國新聞社、MRO北陸放送、テレビ金沢、エフエム石川
助成:芸術文化振興基金助成事業
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宮崎公演
主催:合同会社第七劇場
共催:公益財団法人宮崎県立芸術劇場
助成:芸術文化振興基金助成事業
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第七劇場 Dainanagekijo
dainanagekijo.org
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[初演時プログラム掲載のノートより]
私の罪。
「桜の園」2幕で、ラネーフスカヤはこの言葉を置いてから、自分が子どもも領地も捨ててフランスに逃げたことや、その後の数年間のこと、そしてなぜ今になって帰ってくる気になったのかを語ります。
私は、この言葉を聞くたびに、私がこれまで傷つけてしまったひとの顔やその風景が浮かんできます。決して傷つけたかったわけではなないのに、私の若さや、無知や、弱さや、身勝手のせいで傷つけてしまったひとたち。いや、本当のことをいえば、このラネーフスカヤの言葉のせいだけではなく、ここ数年、「私の罪」を思い浮かべることが多くなりました。歳を取ったのでしょう。きちんと謝ることもできないまま、謝る言葉も見つからないまま、謝っても取り返しなんかつかないことが、浮かんでは消えていくわけです。そのたびに、とても大切なものを失ったこと、もう二度と戻ってくることはないことを感じて、ひどくやりきれないですが、「私の罪」ですから、一緒に生きていくしかありません。
私の瑣末な罪の意識は別にしても、この世界だって、この1年半で大切なものをたくさん失いました。大切なヒト・モノ・コトを遠ざけ続けてきました。それによって失われたものは二度と戻ってきません。ひとが大切だと思っていたからこそ、あらゆるところで軋みや歪みや溝が生まれ、それらが立てる音を耳が悪くなるほど聞き続けてきました。それに文句を言ったところで、時間は待ってくれず、私たちの人生はずんずんと前に、終わりに向かって進んでしまいます。
そんな情況の中で、幸福に抵抗と諦念を感じるようになった小さい私が「桜の園」に向き合っていると、チェーホフが世界の背中を押しているような、世界中のひとの人生を「うんうん、そりゃ大変だ」と頷きながら聞いてくれているような気がしてきます。この戯曲が「再生と肯定」の物語に思えてならないのです。チェーホフが自身の死を感じながら書き続けた作品だからかもしれません。「そりゃずるいよ、チェーホフさん」と文句のひとつも言いたくもなりますが。
これについて私は「私たち」という主語をどうしても使うことができませんが、みなさんが、そして世界が、大切なものを失ったとしても朗らかに笑い合いながら、前に進むことを願っています。
日々変化する不安定な情況の中で、クリエイションに関わってくれたみなさん、応援してくれたみなさん、ツアー公演を支えてくれた劇場、そしてご来場のみなさんに心からの感謝とエールを。
鳴海康平
第七劇場 代表 演出家、Théâtre de Belleville 芸術監督
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