【車載動画/Driver's view】名湯万座温泉へ：万座ハイウェー/Driving in Japan: Mihara - Manza, Tsumagoi, Gumma [4K]

標高1800mの高原地帯にある群馬の名湯、万座温泉。硫黄成分の含有量が日本一の温泉で、入浴すると数日間体から硫黄の臭いが取れないほどの”強力”な温泉です。開湯時期は不明ですが、弥生時代には当地に人の住居があったと推測され、坂上田村麻呂が鬼退治をしたという伝説があります。

この万座に至るメインルートが今回走行した有料の一般自動車道、万座ハイウェーです。鬼押ハイウェーと併せて「浅間白根火山ルート」を形成しています。なお、しばしば”万座ハイウェイ”と表記されるケースがありますが、これは誤りです。

万座へのアクセスルートは本路線の他に県道牧干俣線がありますが、県道が閉鎖されてしまう冬期は本路線が唯一のルートとなります。また、白根山の噴火活動により国道292号が通行止となった場合のエスケープルートとしても機能します。

全線2車線の観光用道路として良く整備されていますが、目を見張るような雄大な景色を眺めることはできません。鳥のさえずりを聴きながら美しい林間をのんびり走るのが醍醐味の道です。

今回は、嬬恋村三原の万座・鹿沢口駅前から牧干俣線交点まで、県道・村道区間も含めて収録しました。標高差があるため、麓の木はすでに青々と茂っていますが、上部はようやく芽吹き始めた所でした。

★ハイライト
03:23　万座ハイウェー起点（村道との交点）
11:54　料金所
33:57　万座ハイウェー終点（村道との交点）

★主な走行路線
・万座ハイウェー
群馬県吾妻郡嬬恋村三原から同村万座温泉に至る自動車運送法に基づく一般自動車道です。総延長は20.3kmで、標高差約900mを一気に登っていきます。西武鉄道系の国土計画興業株式会社の手により、まず1958年6月に石津～万座間の万座線が未舗装で供用開始、軽井沢から万座まで定期路線バスが運行を開始しました。その後1973年12月に三原～郷路（嬬恋高原）間の三原線が舗装道路で供用開始となり、万座線も舗装工事が実施されました。現在は同社の後継会社である株式会社プリンスホテルが管理運営を行っています。なお、万座線の一部区間（おそらく石津～郷路間）は1981年に村に無償譲渡されています。

※一部風切り音が大きくなっているため、音量控えめでの視聴をおすすめします。
※撮影に当たっては、交通法規を遵守し安全運転を心がけております。
（広角レンズの特性により、実際よりスピード感のある映像となっています。）

Date : 2021-05-28
Camera : GoPro HERO 8 Black
3840 × 2160（4K） 60fps