洗濯機が途中で止まるので修理した

三菱のMAW-N8YPという全自動洗濯機ですが、電源が途中で切れます。エラーコードは表示されず、運転中に突然音もなく完全に電源が切れて止まってしまうことから電源スイッチの故障と考えられるので応急修理しました。

動画の終盤で2回路2接点の汎用スイッチに交換すれば…と言っていますが、2回路1接点の汎用スイッチの誤りです。すみません。

前に洗濯槽を洗った洗濯機です。三菱のMAW-N8YPという全自動洗濯機です。電源が途中で切れます。もう10年ほど使っているので壊れてきました。
エラーコードは表示されず、運転中に突然音もなく完全に電源が切れて止まってしまいます。はじめのうちは全自動の工程で脱水が始まった頃に切れる程度でしたが次第にちょっとした振動で切れたり入ったりするので電源スイッチの接触不良ではないかと思われます。
ちょっと分解して電源スイッチを見てみました。電源コードを抜いて、操作パネルを外します。カバーをマイナスドライバーでこじるとパネルの固定ネジが見えるのでこれをプラスドライバーで外します。2本を外せば操作パネルがとれます。結構簡単です。
右側にスイッチがあります。スイッチは載せてあるだけです。
これをのけてみると何か焦げたような黒いススのようなものが
見えます。スイッチの接点でスパークが発生して酸化物ができて
その粉がその辺に付着しているような感じです。スイッチは密閉されておらず、接点の様子を見ることができます。通電して、観察してみます。左側の接点は出っ張りがちゃんとあってしっかり接していますが、右側の接点は出っ張りっがすり減って殆どなくなっています。ピッという音が時々鳴りますが、それは電源が入った音です。ジジジっという音は右側の接点でスパークが
発生しているためです。本来ならばスイッチを交換するべきですが、接点がむき出しになっているのでとりあえず応急修理します。右側の接点にCRC556をスプレーして、接点表面に溜まっている金属の酸化物を洗い流します。綿棒で接点部分を拭き取ります。黒い粉末が付着します。何度か繰り返してきれいにします。
接点の出っ張りがほとんどないので下の金属板をラジオペンチで曲げてできるだけしっかし接触するようにします。
通電して確認します。電源が入ったピッという音がして、
スパークは飛びません。とりあえず治りました。
不安定な状態にはなりません。

スイッチをもとに戻し応急修理完了です。あくまでこの修理は応急の対応です。根本的には電源スイッチの交換が必要です。洗濯機の最低部品保有年数は製造終了後6年です。10年程度経ったモデルなので部品がないかも知れません。部品が無い場合はちょっと改造して2回路1接点の汎用のスイッチを付ければ良いと思います。実際そろそろ買い替えてもいいと思います。
#洗濯機の修理