五穀豊穣に感謝する「節頭奉納」繁根木八幡宮秋季大祭2025（熊本県玉名市）

#お祭り #神社 #八幡宮 #観光 #熊本

玉名の秋の風物詩。「節頭稚児（せっとうちご）」を乗せた飾り馬が、節頭区の仲間に引かれ楼門前の石段を駆け上がる「節頭馬奉納」。

繁根木八幡宮、秋季大祭の節頭行事。
毎年10月下旬に開催される。2025年10月26日。

五穀豊穣に感謝する繫根木八幡宮の秋季大祭。

拝殿前では、節頭区の若者により威勢の良い節頭歌と踊りが奉納される。

先頭の「柄杓振（しゃくふり）」が独特の節回しの「節頭歌」を大声で奉唱し、「仲間（ちゅうげん）」が歌に合わせて足を踏み出しながら踊る。

白化粧をした柄杓振と仲間は奴（やっこ）姿で鉢巻をしめ、手甲脚絆を着け白足袋にわらじ履き。腰には瓢箪を下げる。　
馬に乗った稚児は狩衣に烏帽子姿。

今年の節頭区は滑石の清松区。

繁根木八幡宮では旧坂下郷（玉名町、築山、滑石と岱明町の大野、睦合、高道、鍋）の7地区が年番で節頭を出す。

祭りの期間中、節頭は各所をまわって節頭歌を披露する。

繁根木八幡宮は平安時代の応和元年(961)年、大野別府（現在の玉名市西半部）の総鎮守として京都の岩清水八幡宮から勧請されたと伝わる。

境内は縄文時代の貝塚、弥生時代の集落遺跡でもある。背後の稲荷社は玉名地域最大の前方後円墳「稲荷山古墳」。発掘調査では奈良時代の瓦も出土している。

4,000年の歴史が刻まれた場所。


▶繁根木八幡宮（熊本県玉名市繁根木188）
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撮影日：2025年10月26日
Camera：Nikon Z 50,Insta360 ONE R 5.7K 360 Camera