FUN程式(+/ -)EP. 13 | 台日ハーフ刀匠による和包丁革命
Автор: FUNctionPlusMinus
Загружено: 2025-11-05
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人生でいちばん大切な宝物は、いつだって「全力で夢中になれる瞬間」の中にある。
18歳のとき、TOMOさんは進路に迷っていた。周りが名門大学を目指す中、自分は何をしたいのか分からなかった。
そんな時、母が言った。「特に行きたい大学がないなら、台湾で違う文化を見てみたら?」——その一言が新しい旅の始まりだった。
台湾で国際料理を学ぶ4年間、彼は友人と「刃物研究社」を立ち上げ、日本の包丁文化に出会う。
その奥深さに魅了され、刀への愛情は日ごとに深まっていった。
卒業後は、さらに視野を広げるためオーストラリアへワーキングホリデーに出かけた。
帰国後、東京の老舗刃物店に就職。包丁への情熱が強くて、同僚に笑われる程、給料のほとんどを包丁と砥石に費やしても気にしなかった。
仕事の合間には職人のもとを訪ね、刃物づくりの知識を学び、3年かけて製造工程のすべてを身につけた。——創業のためではなく、ただ「好き」を深く理解するために。
ある日、自分用に作った「No Knife No Life」Tシャツと包丁型ネックレスをSNSに投稿すると、思いがけず大きな反響があった。「これ、売っていますか?」その声から副業が生まれ、やがて事業へと広がっていった。
今では、職人であり経営者でもあるTOMOさん。包丁を磨き、刻印し、包装する日もあれば、データ分析やコスト管理に集中する日もある。
「5〜6年前の自分は、まさか今の姿になるとは思ってもみませんでした。」
彼が大切にしているのは、「今を生きる」こと。
目の前のことに全力を尽くせば、未来は自然と形になっていくと信じている。
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