【発達心理学①】発達心理学の始まり、そしてピアジェ登場!
Автор: 心理学おたくチャンネル
Загружено: 29 мая 2024 г.
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#心理学史 #発達心理学 #ピアジェ
発達心理学は多くの人が興味を持つ領域ですが,1つ困ったことがあります。全体を通して説明している書籍などが少ないのです。そこで今回は,ピアジェを中心に発達心理学の歴史をひも解いていきます。ただ,ピアジェはなかなかに曲者です!
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今回の参考文献:
・ アムリン,D.・ヴォネッシュ,J.(編)芳賀純・原田耕平・岡野雅雄(訳)(2021).ピアジェ入門活動と構成―子どもと学者の認識の起源について― 三和書籍.
・ ブランギエ,J.C.(著)大浜幾久子(訳)(1985).ピアジェ晩年に語る 国土社.
・ 久保良英・上野陽一(1924).スタンレー・ホール逝く―その略的と著作― 心理研究,25,415-432.
・ 村田孝次(1987).発達心理学史入門 培風館.
・ 村田孝次(1992).発達心理学史 培風館.
・ 大芦治(2016).心理学史 ナカニシヤ出版.
・ スレーター,A.M.・クイン,P.C.(編)加藤弘道・川田学・伊藤崇(監訳)(2017).発達心理学再入門―ブレイクスルーを生んだ14の研究― 新曜社.
・ 白井桂一(2005).ジャン・ピアジェ 西田書店.
・ 滝沢武久(1957).ジャン・ピアジェ―人と業蹟— 教育心理学研究,4(4),233-247.
・ 山本雅人(2020).ピアジェと精神分析 学習院大学文学部研究年報,66,183-201.
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演者 岩野卓 認知行動コンサルティングオフィス
公認心理師・臨床心理士・元心理学大学教員
編集 あおきしゅんたろう 福島県立医科大学医療人育成・支援センター
https://note.com/aokishuntaro
/ @aokishuntaro
Twitter: / airibugfri
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内容
発達心理学の歴史について話すこの動画では、心理学における子供の発達過程や認知発達の重要性を解説しています。発達心理学の全体像や歴史を理解するための手助けとして、幼児期から青年期、成人期に至るまでの流れを紹介します。歴史的には、古代や中世では子供は「小さな大人」と見なされていましたが、17世紀のジョン・ロックの「タブラ・ラサ(白紙)」の概念やジャン・ジャック・ルソーの「エミール」といった教育理論が子供の独自性を認識するきっかけとなりました。19世紀にはダーウィンの進化論が登場し、子供の発達や認識の仕組みに新たな視点を提供しました。
発達心理学の初期には、ティディマンやダーウィンが子供の観察研究を行い、1875年にはフランシス・ゴールトンが双子研究を通じて個体差の重要性を提唱しました。これにより、心理学の中で個体差の研究が進展しました。そしてエピソード1として紹介されるのが、ウィリアム・ティエリー・フライヤーとスタンレーホールの二人です。フライヤーは子供の発達記録を詳細に観察し、比較研究を行いました。一方、スタンレーホールはアメリカで児童研究運動を推進し、多くの教育者や研究者を育てました。彼はまた、アメリカ心理学会(APA)の初代会長としても知られています。
次に、フランスのビネによる知能尺度の開発が紹介されます。ビネは特別支援が必要な子供を早期に識別するための検査を作成し、これが現在の知能検査の基礎となりました。そして本日の目玉として、ジャン・ピアジェが取り上げられます。
ジャン・ピアジェは、発達心理学の中で最も影響力のある人物の一人として知られています。スイスに生まれ、幼少期から優れた知能を示し、10歳の時には白いスズメについての論文を博物館に投稿し、掲載されるという経験を持ちました。この出来事が彼の研究者としての第一歩となりました。彼の父親は大学で古典を教える教授であり、知的な環境で育ちましたが、母親は神経質な性格だったため、家庭環境には葛藤もありました。
ピアジェはソルボンヌ大学に進学し、軟体動物に関する研究で博士号を取得します。しかし、彼の興味は次第に子供の発達へと向かい、ビネとシモンが開発した知能検査の作成に協力することになります。この経験が、彼に子供の思考過程や失敗に対する関心を深めさせました。
ピアジェの発達段階理論は、子供の認知能力が段階的に発達するという考えに基づいています。彼はこれを「発生認識論」と呼びました。彼の理論によれば、子供の認知発達は以下の段階を経て進みます:
感覚運動期(0~2歳):子供は主に感覚と運動を通じて世界を理解します。物の永続性(オブジェクトの存在を認識する能力)を学びます。
前操作期(2~7歳):言語やイメージを使う能力が発達しますが、論理的思考はまだ未熟です。この時期の子供は自己中心的で、他者の視点を理解するのが難しいです。
具体的操作期(7~11歳):具体的な物事について論理的に考える能力が発達します。保存概念(物の量や数が変わらないことを理解する能力)を身につけます。
形式的操作期(11歳以上):抽象的な思考や仮説的な問題解決が可能になります。この時期の子供は、目に見えない概念についても論理的に考えられるようになります。
ピアジェは、子供の認知発達が連続的なものではなく、段階的に質的に変化するものであると考えました。彼は、子供が新しい情報を取り入れる「同化」と、既存の知識を再構築する「調整」というプロセスを通じて認知が発展すると述べました。これらのプロセスを通じて、子供は認知的な均衡を保とうとします。
ピアジェの研究方法は、子供自身に実験を行い、その反応を詳細に観察するというものでした。彼の観察は非常に緻密であり、これにより子供の思考過程や認知の発達を深く理解することができました。彼の業績は、1920年代から1930年代にかけてフランス語で発表され、後に英語に翻訳されることで広く知られるようになりました。
1960年代には、認知科学の発展に伴い、ピアジェの理論は再評価されることとなります。彼の発達段階理論は、教育心理学や認知心理学に多大な影響を与え、現在でも重要な理論として位置づけられています。ピアジェの業績は、子供の認知発達に関する理解を深め、教育の現場においても多くの示唆を与えるものとなっています。彼の研究は、単なる観察を超えて、科学的な理論としての地位を確立しました。
この動画では、発達心理学の歴史や重要人物の業績を通じて、子供の発達や認識の仕組みを理解するための知識を提供しています。発達心理学の全体像を把握することで、現代の教育や子供の成長に対する理解が深まることを目指しています。

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