【本好きvlog

オンライン版「読書会」の開催
課題図書：柊サナカ著『黒猫のいる回想図書館』
◇感想
　ファンタジーは得意ジャンルではないのですが、あらすじを読むと「自分の人生を１冊の本に書きあげるまで図書館を出られない…」とあって、舞台が図書館だし面白そうだなぁと思い、課題図書に選ばせて頂きました。
　この図書館にいる面々は「人生最悪の日」を経験している。一体何があったのだろうと先の展開が気になる設定が良いですよね！読書欲を掻き立てられました。
　今回は「感想を語り合う」という大きな課題を持って、いつもは使わない付箋を用いながら読むという読書スタイルで読み進めたことも新鮮でした。
　そんな読み方をしているといつもなら読み飛ばすような些細なことも気になったり、自分ならどうするだろう？と深く考えてみたりして、いつも以上に本と向き合えたような気がします。
　さてさて…肝心の本の内容についてですが、第二章までで物語の雰囲気、核となる登場人物の人となりに触れ、第三章・四章で自分史についての理解が深まり、第五章から一気に読者を引き込む展開となり、最終章まで怒涛のように物語が流れていきました！
　終盤は、図書館に閉じ込められた世界からぐわぁ～と視界が開けすぎて、道の先が見えなくなって迷子になっちゃいました。多分私がこの図書館にいたら確実に書庫に迷い込んでいる人になっていたと思います。
　一度目の読了ではちょっと放心状態だったので、第五章から読み返したりしました。その辺の心情が動画でも表れてますよね💦二度目を読んだあとの感想（解釈）は動画の終盤にお伝えした通りです。

　「皆さんは、この図書館が何の為に存在していると思われました？」
・図書館司書の方の大義は何なのだろう？
・「人生最悪の日」が本当に最悪の日なのかどうか…見つめ直す時間を用意してくれているのか？
・答えのない人生…だから苦しくもあり、楽しくもある。全ての未来が暗闇に通じている訳では無いと伝えようとしてくれているのか？
　考え出すと深みにハマっちゃいますが、色んな解釈ができそうな本書は課題図書にピッタリだったなぁなんて思ったり…
　初めての試みとなった今回の読書企画、皆さんからどんな感想が寄せられるのかとても楽しみです。一冊の本を読んで皆さんと感想を語り合う。新たな読書体験を経験する機会を頂けたこと、心より感謝致します。
　皆様とこれからも共に読書を…やわつむりでした。　



《動画について…》令和4年2月からYouTubeを配信
　〇毎週日曜日19時00分に配信…
　毎週1本の配信を基本としていますが…たまに2本を配信することがあります。インスタにて配信のお知らせをしております。インスタもフォローして頂ければ嬉しいです。
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