時そば / ナギサラダ（Song）

蕎麦屋でお勘定を誤魔化す歌｜Song about cheating on the check at a buckwheat noodle restaurant
#Nagisalad #ナギサラダ #時そば #落語
時そば [Japanese Rakugo "TOKISOBA"]

詩：ichi
曲：ichi x Suno
歌：Nagisalad（ナギサラダ）

[lyrics]
「へい らっしゃい！」 蕎麦屋の時間
熱々できたて 待ってたかい？
さぁさぁ お楽しみ
今何時かしらね？

夜の街 そっと抜けて
提灯揺れる 蕎麦屋 暖簾
「いらっしゃい！」店主のおじさんが
汁の香り 広げるの

「蕎麦一枚もらうわね」
「へい お待ち！」でサッと来る
つるっと啜る その間
ふと考える 悪巧み

「ごちそうさまね！いくらです？」
「十六文でございます」
「一・二・三 ・四…」
銭を取り出し 数え出す

「五・六・七・八…」
「ねぇおじさん ちょっと待って」
「今何時？」と 尋ねれば
「今九つだよ」 しめしめ来た来た！

「十・十一・十二…」 からの
「十六！」と言えば 「ごちそうさま」
心の中で ほくそ笑み
愛想振り撒き すたこらさっさ

時そば 時そば (ずるずる)
美味しく食べたら (ちゅるちゅる)
「十六文！」って支払って
蕎麦屋から消えるの 見事なり！

それを見ていた 隣のおじさん
明くる日 別の店で真似し出す
「お蕎麦一枚もらえるかい？」
「へい お待ち！」で さっと来る

「ごちそうさんよ！いくらかね？」
「十六文でございます」
「一・二・三・四…」
同じ技で数え出す

「五・六・七・八…」
「あぁ 親父さん ちょいと待って」
「今 何時？」と 尋ねれば
「今 四つ だよ」 しめしめ 来た来た！

「五・六・七・八・九・十・十一…」 からの
「十六！」と言えば 「ごちそうさん」
何やらおかしい 「まあいいか」

そのまま すたこらさっさとね
懐叩いて いい気分
だけど 蕎麦屋のいい笑顔
なぜか気になる 夕暮れ時

結局 蕎麦屋が笑ってる
話に一言添えるなら
『蕎麦屋が一枚上手だね』
それではお後がよろしいようで

時そば 時そば (ずるずる)
何とか食べたら (ちゅるちゅる)
「十六文！」って支払って
蕎麦屋から消えるの あはれなり！

「らっしゃい！」 蕎麦屋の時間
熱々できたて 待ってたかい？
蕎麦屋は にっこりほくそ笑む
さぁて 今は何時かしらね？