「ウナギ1匹から2食分を」 生産者側も努力続けるも…輸入頼みの日本どうなる?国際規制の採決結果は「否決」
Автор: CBCニュース【CBCテレビ公式】
Загружено: 2025-11-27
Просмотров: 4635
「三河一色うなぎ」のブランドで知られる、愛知県西尾市の鶴城小学校。11月17日の給食のメインは、ウナギの混ぜご飯でした。
西尾市では2021年から年に一度、ウナギを使った給食がスペシャルメニューとして、市内の小中学校で提供されています。
西尾市では、地元の「食」に興味をもってもらおうと、ことしから11月22日を「三河一色うなぎの日」として登録。ウナギの消費拡大のキャンペーンとして位置づけました。
1匹のウナギから2食分を⁉
そんな西尾市一色町にある、ウナギの養殖場では…
(松本道弥アナウンサー・11月14日)
「これが“艶鰻”。大きくて身が分厚い」
去年8月から売り出している、地元産のメスウナギブランド「艶鰻(えんまん)」。(一色うなぎ漁業協同組合・田中三千雄組合長)
「今まではウナギを養殖場で育てると、ほとんどがオスになっていたが、大豆イソフラボンを細いうちに与えると、メスになることが分かった」
ウナギは稚魚の時には、オスかメスかは決まっていませんが、養殖場の池で育てると、ほとんどがオスになることがわかっています。しかし、女性ホルモンと似た働きをするとされる「大豆イソフラボン」を含んだエサを与えることで、9割がメスのウナギになることが、これまでの愛知県などの研究で分かりました。メスのウナギは、オスに比べてサイズが一回り大きいのが特徴。そのため…
(田中組合長)
「シラスウナギの資源が枯渇してきて、1匹のウナギから2食分のウナギを作ろうと。太くなれば2人前取れる」
生産者側も努力を続ける中、今回のワシントン条約を巡る一連の流れについては…
(田中組合長)
「ワシントン条約にのっているものを、食べてもいいのかということで、消費が冷え切ってしまうことが心配」
輸入に依存する日本… もしも輸入規制がかかったら?
そして、ウナギの生態系に詳しい専門家は…
(中央大学 海部健三教授)
「もし輸出の規制がかかって輸出されないということになれば、日本においてウナギの流通量はかなり減少するだろうと考えられる」
海部教授によると、現在日本で流通するウナギの大半は、海外からの輸入に依存していて、輸入元は生きたウナギは約9割が中国。加工品については、ほとんどが中国です。もし、その中国が輸出許可を出さなかった場合、どうなってしまうのでしょうか?
(海部教授)
「いくつかのタラレバが重なった場合が前提になるが、例えば安く提供されているウナギが流通しにくくなるようなことが起こっても、おかしくないのではないかと思う」そして、きょう午後、ワシントン条約の締約国会議の委員会で「ニホンウナギ」などの取引に規制を加える提案の採決が行われ、「否決」されました。
EUヨーロッパ連合などは、ニホンウナギを含む全てのウナギの国際取引を規制するよう提案していて、採決の結果、賛成が3分の2に届かず、提案は否決されました。
ただ、委員会の結論を不服として動議が出された場合、12月5日に開かれる全体会合で再投票となり、結果が逆転する可能性もあります。
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/...
Доступные форматы для скачивания:
Скачать видео mp4
-
Информация по загрузке: