「気分に波がある」誤診が多い境界性パーソナリティー障害、双極性障害、ADHDの鑑別は難しい。精神科専門医がポイントを解説します。
Автор: 精神科医 副島正紀 - シモキタよあけ心療内科
Загружено: 2025-09-29
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下北沢徒歩一分のメンタルクリニック「シモキタよあけ心療内科」です。
■境界性パーソナリティー障害・双極性障害(躁うつ病)・ADHDの違い
〇気分変動
・境界性パーソナリティー障害:数時間~数日の短いサイクルで感情が激しく上下。多くは対人関係のストレスが引き金。
・双極性障害:躁と抑うつがそれぞれ数日~数週間持続。躁では4日以上、抑うつは2週間以上続くことが多い。
・ADHD:明確な躁うつエピソードはなく、退屈や刺激に応じて短時間イライラする程度で長く続かない。
〇衝動性
・境界性パーソナリティー障害:怒りや孤独感など強い感情に駆られて、自傷や浪費・薬物乱用など極端な行動に出やすい。
・双極性障害:躁状態で浪費・性的逸脱・突発的な決断などが集中して起こる。気分安定時には見られない。
・ADHD:幼少期からの特性で、話を遮る・順番を待てない・思いつきで行動するなど日常的に出現。ただし境界性パーソナリティー障害のような自傷にはつながりにくい。
〇症状の持続性と発症年齢
・双極性障害:20代前後に躁うつエピソードが出るのが典型。
・境界性パーソナリティー障害:10代後半~20代で顕著化しやすい。
・ADHD:先天的な発達特性で幼少期から持続。
〇対人関係
・境界性パーソナリティー障害:見捨てられ不安が強く、理想化とこき下ろしを繰り返し慢性的に不安定。
・双極性障害:気分エピソードに伴う一時的な関係の混乱。根底に持続的な見捨てられ不安はない。
・ADHD:不注意や衝動による失言・忘れ物で関係に影響するが、基本的に人付き合いは好き。深刻な依存や操作的行動は少ない。
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