Poulenc Mélancolie
Автор: 元林裕子 東ヨーロッパ奏法の伝道師ピアニスト
Загружено: 2020-04-23
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プーランク メランコリー
高田ピアノ教室発表会2020(中止)講師演奏
ピアノ:元林裕子
本日4月25日は、ピアノ教室の発表会が開催されるはずの日でした!
私にとってこの曲は、プーランクのピアノ曲の中では一番のお気に入りです。メランコリーは「憂鬱」という意味でネガティブなタイトルですが、大変美しい曲です。
メランコリーは♓️魚座のキーワードでもあり、♓️魚座的な曲だなと前々から思っていました!実際に、私の好みや美意識を表す金星♀も♓️魚座にあります♪
高校卒業の頃に時に初めて聴いて惚れ込み、大学2回生で勉強しました!ところが、当時は実力不足で全く思うように弾けず、トラウマの曲でもありました。挑戦するのがあまりにも早過ぎたのだと思います。
難しそうな曲には聴こえませんが、楽譜は意外と複雑で、弾いた人にしかわからない独特の弾きにくさがあります。プーランクの他の曲は弾けても、メランコリーだけは学生時代の力みが出てしまい、ずっと弾くのを避けてきました。
そんな中、昨年この曲をリベンジしたいという思いが強くなり、練習を再開、ようやく学生時代の問題が克服できました!
それでも、私の頑張り屋さん的なメンタルが音に出て、妙にポジティブに聴こえてしまうのが課題でした。もし発表会が予定通り開催されていれば、そのような演奏になっていたかもしれません(苦笑)
この曲は、プーランクが第2時世界大戦で再び(第1次世界大戦でも召集されたため)フランス陸軍に招集され、1940年の休戦で除隊された後、パリから遠く離れた友人の家で作曲されました。
当時、プーランクの愛するパリはナチスに占領されていました。あの美しいパリは一体どこへ行ってしまったのかという作曲者の憂いや嘆きとともに、古き良き時代のパリへのノスタルジーを感じさせる曲です。
時代は違えど、世界中がコロナウイルスに翻弄され、多くの方が亡くなり、これからどうなってしまうのだろう、という先の見えない不安に苛まれている現在と奇しくも重なっている気がします。
プーランクは、表立って反戦を声高に訴えたり、政治的なポリシーを表明したりすることはせず、ひたすら心の中の痛みや祈りを表現しました。
この演奏を撮影した時、教室の発表会が中止となり、私は失意のどん底でした。この曲を弾いていると、無理に強がったり前向きになったりする必要はないよと言われているように感じます。
どうかこの曲が、今悲しみや不安を感じておられる方々の気持ちに寄り添えますように。
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