【日立IGBT】福岡市交1000N系第01,08,10,15編成走行音(3レベル&2レベル車) / Fukuoka Subway-1000N sound

Japanese train running sound and view in the car.(FUKUOKA/Fukuoka City Subway/Series-1000N/HITACHI-VVVF)

福岡市地下鉄1000N系の走行シーン集です。
第01,04,05,07,08,09,10,13,15,17編成が登場します。この車両は電機子チョッパ制御の1000系として登場し、1000N化時の機器更新で日立製のIGBT-VVVF制御になりました。1998〜2000年に更新された第01〜08編成は3レベルIGBT、2001〜2005年に更新された第09〜18編成は2レベルIGBTで両者で磁励音が異なります。

・国鉄技術陣の夢が詰まった、最先端の通勤電車
1981年に最初の区間が開業した福岡の地下鉄は、博多〜姪浜間が区間廃止となる筑肥線の代替としての役割から国鉄との直通運転が可能な仕様で作られており、1980年から製造された1000系も国鉄規格に加え地下鉄ATO運転にも対応するハイテク仕様で作られました。この経緯から1000系の設計には国鉄が携わっており、足回りは201系とほぼ同一の電機子チョッパ制御、内装は117系と同じ木目調の化粧板、扉間座席は国鉄車と同じ中央1人分の色を変えた仕様となっています。車体はセミステンレス構造ながらコルゲートではなくビードプレス加工のスッキリしたもので、この時代の通勤車としては最先端を行くものでした。当時、財政難で自社の車両製造にお金をかけられなかった国鉄に対して予算を惜しみなく投じられた福岡市、国鉄の車両技術陣はここぞとばかりに自分たちの技術力をこの車両に込めることが出来たのではないでしょうか。

・試行錯誤を重ね、最新アイテムを加えた1000N系化
1986年までに18本が投入された1000系は、1998年から1000N系へのリニューアルを開始し、制御装置のVVVF化、案内表示器設置や座席モケット変更(赤織物柄→オレンジ単色)、蛍光灯カバー設置や化粧板交換が行われています。更新は7年かけて編成番号順に進められ、04編成までは当初運転席を曲面ガラスに交換、09編成まではドア上の案内表示が横長の2段LEDタイプになっていましたが、後に全車現在の仕様に統一されています。最末期に更新された16〜18編成は先に行先LED化や案内表示器設置を行った半更新状態で出場し、後からVVVF化と蛍光灯カバー設置が行われています。登場から45年を迎え退役が進む1000系、当時最先端だったスタイルは時間の経過とともに懐かしさを感じるようになりました。

36.福岡市地下鉄 / Fukuoka subway
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