指が痛い！もしかして…リウマチ！？【整形外科まめ知識】

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CV：すずきつづみ（CeVIO）

指の関節の痛みや変形は、リウマチの症状ではないかと不安を感じる方も多いですが、特にDIP関節（第一関節）の変形はリウマチの特徴ではない可能性が高いです。
DIP関節に痛みや変形が見られる場合、変形性関節症、特にヘバーデン結節の可能性が考えられます。ヘバーデン結節は、関節の軟骨がすり減って起こる変形による痛みで、更年期以降の女性に多いのが特徴です。これは、女性ホルモンの急激な減少が軟骨の成分であるコラーゲンの生成に影響を与えるためと考えられています。
変形性関節症やヘバーデン結節は、リウマチとは異なる病気ですが、すり減った軟骨を元に戻したり、変形した骨を修復する完全な治療法はありません。しかし、痛み止めの薬の使用や関節の固定など、痛みを軽減するための治療は可能です。
また、日常生活での手の使い方に注意し、関節に過度な負担をかけないことや、適度な運動を心がけることも大切です。これらの取り組みにより、症状の悪化を防ぐことができます。
指の関節の痛みや変形でお悩みの方は、まずは医師に相談し、レントゲン撮影などで変形の程度を確認することをおすすめします。適切な診断と治療方針のもと、痛みを和らげ、日常生活の質を維持することが可能です。指の痛みについて不安がある場合は、遠慮なく医療機関を受診しましょう。