被爆前の広島、失われた日常の映像記録 駅は、映画館は
Автор: 朝日新聞
Загружено: 2019-05-31
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原爆投下の11年前ごろの広島市内の様子を撮影した映像が、広島平和記念資料館に寄贈された。フィルムに収められているのは、にぎわう映画館周辺や海水浴場、街を練り歩く軍人たち。軍都広島が形成されていった時代の日常生活の一端を記録した、貴重な映像という。
寄贈したのは、兵庫県西宮市の井上和子さん。2015年に85歳で亡くなった広島出身の夫、節夫さんの遺品で、「パテベビー」と呼ばれる9・5ミリフィルム2本(計約7分間)を資料館に託した。パテベビーは、1920年代にフランス・パテ社が発売した家庭向け小型フィルム。映写機や手回し式のカメラは、日本で発売されると富裕層を中心に普及していたという。
節夫さんの父、秀夫さん(88年に86歳で死去)が、主に家族の日常を撮影したもの。広島市中心部の八丁堀周辺や、のちに原爆投下目標となった相生橋、郊外の海水浴場、原爆の爆風で本殿が倒壊した饒津神社(同市東区)や、旧広島駅舎なども映る。上映映画の看板などから、資料館が撮影時期を1934(昭和9)年ごろと特定した。
https://www.asahi.com/articles/ASM5H5...
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