【うつ病】うつ病の重症度3段階【精神科医が11分で説明】うつ|心療内科|重度
Автор: こころ診療所チャンネル【精神科医が心療内科・精神科を解説】
Загружено: 23 окт. 2024 г.
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0:00 (1)はじめに
0:20 (2)うつ病で起こりうる幅広い症状
3:22 (3)うつ病の重症度3段階
3:29 ①軽度(仕事可能も幅広い症状)
5:22 ②中等度(仕事や生活が困難)
7:39 ③重度(困難強く時に入院必要)
10:04 (4)まとめ
うつ病は脳の不調で様々な症状が出ますが、その重症度によっても出る症状の強さや影響が変わってきます。重度になると入院が必要なことも多く、早期の発見と対策が望まれます。
「うつ病の重症度3段階」について、精神科医が11分で説明しています。
出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)
こころ診療所吉祥寺駅前 https://kokoro-kichijoji.com
府中こころ診療所 https://fuchu-kokoro.com
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うつ病の重症度3段階
(1)はじめに
うつ病は脳の不調であり、様々な症状が実際に出現します。重症になるほど、症状やその影響も強まります。うつ病は脳内物質セロトニンの不足などが背景とされ、休養、薬物療法、精神療法が治療の3本柱となります。しばしば長期の治療が必要です。
治療の主な内容は以下の通りです:
休養:ストレスから離れて頭を休ませる(休職を含む)
薬物療法:主に抗うつ薬SSRIを継続し、必要に応じて補助的な薬を併用
精神療法:主にストレスへの対処法の見直し
(2)うつ病で起こりうる幅広い症状
うつ病では、以下の4つの領域で様々な症状が現れます:
1. こころの症状
落ち込みや罪悪感が目立つ
反芻思考や自己否定が増加
重症化すると罪業妄想など妄想も出現
2. 脳機能の不調
思考力、記憶力、注意力、判断力の低下
思考全般が困難になる
意欲や興味の喪失、感情面での不調
3. 体の症状
食欲低下
倦怠感、だるさ
吐き気やめまいなどの自律神経失調症的症状
慢性的な体調不良として認識されることも
4. 行動の変化
表情の乏しさ
人を避ける傾向
情動の不安定さ
周囲から見える行動変化が発見のきっかけになることも
(3)うつ病の重症度3段階
①軽度(仕事可能も幅広い症状)
比較的初期の段階で、仕事や生活は可能ですが、様々な症状が出現します:
こころの症状
気分の落ち込み
不安やイライラの増加
否定的思考の増加
脳機能の不調
会話についていくことの困難さ
ミスや忘れ物の増加
楽しみの喪失
体の症状
食欲低下
だるさや疲れやすさ
原因不明の体調不良
行動の変化
会話回避
表情や話し方の暗さ
感情の不安定さ
対策:早期発見と早期対処が重要。自己対策(セルフケア)を行い、改善がなければ早期受診が必要。
②中等度(仕事や生活が困難)
症状が進行し、生活自体に強い困難が生じる状態:
こころの症状
強い落ち込みや絶望感
顕著な反芻思考や自己否定
べき思考や罪悪感による休養の困難さ
脳機能の不調
判断力の著しい低下
日常生活動作の困難さ
意欲の著しい低下
体の症状
顕著な食欲低下と体重減少
著しい倦怠感
慢性的な体調不良
行動の変化
活動量の著しい低下
話し方や考え方の変化
情動不安定による衝動的行動のリスク
対策:焦らず標準的な治療を実施。原則として休職し、療養に専念する環境を整える。
③重度(困難強く時に入院必要)
心身への影響が極めて大きく、危険も生じうる状態:
こころの症状
極度の悲観的思考
罪業妄想などの現実離れした考え
助言の受け入れ困難
脳機能の不調
日常生活全般の著しい困難
危険な衝動的行動のリスク増加
基本的な生活維持への関心喪失
体の症状
著しい食欲低下と体重減少
重度の体調不良
昏迷状態のリスク
行動の変化
危険行動の出現
著しい頑固さ
行動コントロールの困難さ
対策:必要に応じて入院治療を検討。休養を最優先し、補助薬も積極的に使用。安全と健康の確保を最重視。
(4)まとめ
うつ病は脳の不調により様々な症状が出現し、重症度が増すほど症状や影響が強まります。重症度は以下の3段階に分類されます:
1. 軽度:生活は可能だが様々な症状が出現
2. 中等度:生活に大きな支障が出現
3. 重度:生活が困難で時に危険を伴う
重度になると入院治療が必要となる場合もあるため、早期発見と適切な対策が重要です。
こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
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【監修者】
医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

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