医学部入試ガイダンス part 1『推薦型選抜について』

推薦型選抜には、特定の高校に枠が与えられる指定校制と、基準を満たせば全国から出願できる公募制の2種類があります。この選抜方法のメリットは、一般選抜に比べ難易度や競争率が低く、学科試験の負担が軽減されやすい点です。また、11～12月に合否が決定するため早期に進路が確定し、学力だけでなく志望理由や人間性も高く評価されるという特徴があります。

一方でデメリットも存在します。評定平均や欠席日数など出願条件が厳しく、原則として合格＝進学の「専願」となるため、辞退ができません。推薦入試は情報が非公開の大学が多く対策が難しい上、万一不合格だった場合の精神的・学習的リカバリーが困難になる可能性もあります。

合格のためには、基礎学力の定着、正しい情報収集、志望校の徹底的な分析が不可欠です。特に、小論文や面接、出願書類（志望理由書など）の準備は合否を分ける重要な要素であり、専門的な添削や指導を受けることが推奨されます。保護者も、受験生の精神的・経済的サポートに加え、医師という職業への理解と覚悟を持つことが求められます。

推薦入試は、覚悟と準備を早期から重ねた受験生にとって大きなチャンスであり、「知識、人格、行動」の三本柱で対策することが成功の鍵だと強調されています。メルオンでは、大学別の推薦対策講座や出願書類添削、面接対策講座などを提供し、受験生をサポートしています。
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