パニック症~疲労のマネジメント
Автор: 精神科医がこころの病気を解説するCh
Загружено: Дата премьеры: 14 янв. 2025 г.
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00:00 OP
02:10 メカニズム
04:11 治療
10:34 自律神経
13:50 鑑別
15:29 本日の宿題
本日はパニック症について解説します。
パニック症というのはメジャーな病気ですよね。
聞いたことある人も多いと思います。
1年のうちにパニック症の診断基準を満たした人は3%弱いるという風に言われています。
一生のうちにパニック障害を患ったことがある人は5%弱ぐらいいるという風に言われており、割と多いんです。
20人に1人ぐらいはなったことがあるという病気です。
心身の疲労が溜まった時に発作が起きやすいです。
どんな発作かというと、頭痛、めまい、耳鳴り、冷や汗、動悸、呼吸苦、手足のしびれ、胸の締め付け、もう死ぬんじゃないかという恐怖感、自分を見失うような、コントロールを失ってしまうような不安感や恐怖感に襲われるという病気なんです。
それが数分から1時間弱ぐらい続いたりする病気なんですけど、結構よく起きます。
もう死ぬんじゃないかと思うので、救急車を呼ぶんです。
救急車を呼んで救急隊が駆けつける頃にはちょっと落ち着いたりして、冷静さを取り戻しているというやつです。
夜間救急でもよく運ばれてきたりして、救急車で運ばれてる最中に落ち着いたりするということも珍しくない病気かなと思います。
昔はペーパーバッグ法といって(実演)みたいなことをやる、紙袋で呼吸するといいよ、みたいなことは言われていたんですけど、最近それはあまりよくないと言われてるという感じです。
とにかく落ち着いて、リラックスして、ゆっくり深呼吸をしていく、そうするとだんだん時間が経てば落ち着くので、ちょっと待ちましょうよという病気です。
◾️メカニズム
そういう病気なんですけど、どういうメカニズムかというところからお話しします。
基本的には精神科は、生物心理社会モデルと言うんですけど、日常の中の社会的な問題があって、その結果疲れ、忙しい、プレッシャーがある、恋人の関係が悪化してるなど色々あると思うんですけど、人生の問題があり、その結果ストレスが溜まり心身疲労状態になって、症状、病状、発作が出るということです。
発作が出ると、あまりにも強い恐怖体験だから、その場所に行きたくなくなってしまうんです。
例えば、電車の中でパニック発作が起きる、駅の構内で起きる、人混みの中で起きると、それが恐怖として記憶に残って、そこへ行きたくないな、となるんです。
こういうのを広場恐怖と言います。
行きたくないなと思うからこそ、その場所に行くとストレスが溜まってしまったり、その場所を避けるようになるので、却って日常を送りにくくなって、問題が増えてストレスが溜まり、発作が起きる。
これが一回起きるとだんだん起きやすくなってしまうんです、癖になってしまう。
このグルグルの悪循環でパニック障害は悪化するという感じです。
また発作が起きるんじゃないか、怖いな、と思って、行く場所がどんどん狭まる。
行く場所が狭まるから、新しいところへ行こうとした時にすごく恐怖を覚えたり、行けなくなったりするというのもパニック症のよくある病気症状です。
発作がない場合は広場恐怖症と言ったりしますということです。
この広場恐怖というのは医学用語なんです。
私は電車の中が怖いので広場が怖いわけじゃないですよ、とよく言われますけど、そういうわけじゃなくて、人目があって逃げ場がない感じというのを広場という風に呼んでるということなんですけど、あまり気にせずにそういうものだと思って聞き流してください。
◾️治療
これは癖になりやすいので、発作を抑えてあげるというのが大事なんですけど、じゃあどうやって治療していくのかということです。
治療はいくつかあって、まずこの問題解決ですね。
問題があるからストレスが溜まって発作が起きるので、休んでストレスを減らす、発作があった時は深呼吸をするなどあるけど、この根本、根幹にある問題を解決していかなければいけないんです。
人生の問題を解決していく。
あと疲労のマネジメントですね。
疲労を溜め込んでいるから発作が起きたりするので、疲れないようにする、ストレスを管理する、ストレスを溜め込まない、疲労を溜め込まないことがとても大事だったりするよということです。
こういう人たちは疲れやすい考え方をしてるんです。
白黒思考だったり、完璧思考だったり、負けず嫌いすぎたりして、そんな考え方やそんな価値観だと疲れるでしょうみたいなのが多いので、できるだけ疲れを溜め込まない考え方をした方がいいです。
いい加減で緩やか、柔軟で伸びやか、あるがままを受け入れてるような感じになるのがいいという風に言われています。
問題解決や疲労のマネジメントの方法を学ぶのと共に、疲れにくい考え方にしていきましょうよということを言ったりします。
疲れにくい考え方とはどういう考え方ですか、というと仕方がないと思えることです。
仕方ないな、じゃあ頑張るか、仕方ないな、次に行こうか、みたいな。
感情やトラウマに支配されず、冷静に合理的に動ける状態が仕方ないと思えるということです。
プラス、生まれてきて良かったなと思える瞬間を増やせること。
つまり人生と向き合っていて愛を感じることができてる状態というか、感じたことがある状態というか、そういうある種の生きるということへのポジティブさを回復すると、再発見があるといいのかなと思います。
これもまた別の動画で喋ってますので参考にしてください。
益田はよく言うんですよ、仕方がない、生まれてきて良かった、と。
自分がどれくらい疲れているのかを把握するためにも、また、発作が起きた時、発作が起きそうな時にリラックスするためにも、マインドフルネスと呼ばれるような呼吸法を身につけた方がいいですね。
人間は不安な時に心臓が速く動いていて、呼吸も浅いんです。
逆に呼吸をゆっくりすると心臓の動きもゆっくりになって、頭もリラックスしてくるので冴えてくるんですね、感情に支配されにくいので。
強制的に呼吸をゆっくりすることによって脳をリラックスさせるという、この呼吸法を身につけるのがいいという風にされてます。
発作が起きそうだ、こういう場所へ行ったら発作が起きそうで嫌だなとなった時には、ゆっくりとして呼吸をしていくというのをやると。
これは突然やってもできないんですよ、日頃からちょこちょこやって、日頃からちょこちょこやっていくと、呼吸と心臓と脳の連動性が高まっていくので、例えばスポーツをよくやってる人というのは準備体操をちょっとするだけですぐ身体が温まって汗が出てくるんです。
それと同じで、日頃から呼吸法とかトレーニングしておくとリラックスしやすくなるので、ぜひ生活の中に取り込んで、ちょこちょこ空いた時間、エレベーターを待ってる時間、電車の待ち時間、乗っている間、いつでもいいので、スマホいじりながらこういう風に目を閉じて深呼吸するということをちょこちょこやってもらうといいかなと思います。
呼吸だけでなく、+αのリラックス術というのも身に着けた方がいいですね、例えば良い匂いを嗅ぐ、お気に入りの音楽を聴くなど色々あると思うので。
何でもいいんですよ、交流を持つとかでもいいし、何かお好きなもの、おもちゃやフワフワのぬいぐるみを持っておいて、不安になりそうになったらギューッと握るなど色々あるので、そういうのを身につけていくというのも一つかなと思います。
他に治療法はどんなものがあるかというと、認知行動療法、特に暴露療法というのをやった方がいいという風に言われてます。
苦手な場所があるのであれば、苦手な場所を作りすぎないのが大事で、あそこは怖いなと思っていると、怖いな、怖いなと思って行けない場所が増えていくと生活がしにくいし発作が良くならないので、行けるんだという成功体験を積むことが、結果的にこの悪循環を減らすことにもなるんです。
例えば電車に乗るのが怖かったらまず駅に行く練習から始めてみる。
で、駅に行ったら電車に乗ってみる、各駅から乗ってみる。
1駅分乗ってみる。
1駅分乗れるようになったら急行に乗ってみる、3駅分乗ってみる、とやっていく。
その結果、だいぶできるようになってきたから今度は新幹線に乗ってみようか、新幹線に乗れるようになったら、今度は飛行機に乗ってみようか、そういう風に増やしていく、行けるところを増やしていく。
最初から飛行機の練習するんじゃなくて、ちょこちょこ慣らしていくという、ちょっとストレスはかかるけど、耐えられる範囲で慣らしをしていくというのを曝露療法というんですけど、こういう治療も大事だということです。
心は脳、結局パニック障害は脳の病気なので扁桃体の過活性なんです。
扁桃体を中心とした過活性なので、抗うつ薬、SSRIをしっかり使ってあげると発作が起きにくくなるし、いざ発作が起きた時にはベンゾジアゼピン系の抗不安薬を入れてあげると、発作が落ち着きやすくなるので、頓服でベンゾ系を使ってあげるといいということです。
発作が起きなかったら発作起きにくくなりますから、できるだけ薬もしっかり飲んで発作をコントロールしてあげるというのがいいと思います。
◾️自律神経とは?
あとは、そもそも自律神経とはどういうものなのか、ということも理解してもらうといいですね。
★動画の文字起こしはこちらのnoteに【全文掲載】されています。
https://note.com/wasemenblog
(文字起こし自体がない動画もあります)

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