【発達障害】発達障害の人との接し方5つ【精神科医が11分で説明】ADHD|自閉症スペクトラム|精神科
Автор: こころ診療所チャンネル【精神科医が心療内科・精神科を解説】
Загружено: 13 янв. 2025 г.
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0:00 (1)はじめに
0:20 (2)違う価値観なら「暗黙のルール」は通じにくい
2:58 (3)発達障害の人との接し方5つ
3:05 ①癖を想定する
4:48 ②明確に伝える
6:01 ③冷静に接する
7:52 ④可視化する
9:04 ⑤リスペクト
10:15 (4)まとめ
発達障害(ADHD/ASD)では特有の特性や癖があり、その点でほかの人と衝突してしまう場合があります。一種の「異文化交流」をヒントに、「自分と相手の違い」を想定したうえでの接し方が求められます。
「発達障害の人との接し方5つ」について、精神科医が11分でまとめています。
出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)
こころ診療所吉祥寺駅前 https://kokoro-kichijoji.com
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(1)はじめに
発達障害の人との接し方がわからず、うまくコミュニケーションが取れないという声をよく耳にします。その背景には、発達障害特有の特性があります。
発達障害の代表的なものには、ASD(自閉症スペクトラム)とADHD(注意欠如多動症)があります。これらは生まれながらの脳の機能の偏りで、多くは幼少期に見つかりますが、成人後に気づかれる場合もあります。基本的に薬物療法で完治することはなく、ストレスによる二次障害にも注意が必要です。
ADHDは不注意、多動、衝動性が特徴的で、ミスや忘れ物が目立ちます。一方、ASDは社会性の障害とこだわりが特徴的で、場の空気を読まない言動などが見られます。
(2)違う価値観なら「暗黕のルール」は通じにくい
発達障害の人との関係で難しさを感じる背景には、価値観の違いがあります。発達障害がある人は、その特性から一般的な価値観や好む伝え方が異なることがあります。そのため、同じ価値観を前提とした交流方法ではすれ違いが生じやすくなります。
この状況を理解するために、「自分が外国にいたら」と想像してみるとわかりやすいでしょう。外国では、日本での当たり前が非常識とされることもあります。相手も自分と同じだと思って接すると、大きなすれ違いが生じてしまいます。
例えば、多民族国家のアメリカでは、文化の違いを前提に関わり方を工夫する必要があります。一方、比較的単一的な文化を持つ日本では、同じ文化を前提とした関わり方になりやすく、異なる文化を持つ人々には厳しい環境となることがあります。
発達障害の人との関わりでは、「一部文化が違うこと」を意識し、その違いを理解した上で関係を築いていく必要があります。
(3)発達障害の人との接し方5つ
①癖を想定する
発達障害では、考え方や話し方に特性由来の独特の傾向があることが多いです。これらの特徴を事前に理解しておくことで、スムーズなコミュニケーションが可能になります。
ASDの方の場合:
相手の目を見ることや、非言語的な感情のやり取りが苦手
一つの話題にこだわり、話題の切り替えが難しい
場の空気を読まない発言や、一見無礼に見える言い方をすることがある
ADHDの方の場合:
話すことは得意だが、聞いて理解することが苦手
興味の赴くままに話題が飛び、相手の話を遮ることがある
感情の起伏が急激で、衝動的に怒りを表すことがある
②明確に伝える
発達障害の人は、婉曲表現や回りくどい説明が苦手な傾向があります。特にASDの方は、言葉の裏の意味や雰囲気を読み取ることが難しく、あいまいな表現は混乱の原因となります。
ADHDの方も、衝動性などの特徴から長時間じっと話を聞くことが苦手です。そのため、要点を絞ったシンプルな伝え方が効果的です。AIへの指示のように、明確な「要件定義」を意識した伝え方を心がけましょう。
③冷静に接する
発達障害の特性により、一般的な視点では違和感を感じるような言動が見られることがあります。しかし、これらは悪意によるものではありません。感情的に反応せず、一歩引いて冷静に対応することが重要です。
特に影響が小さい場合は、特性由来のものとして受け流す姿勢が大切です。一方、周囲への影響が大きい場合は、根拠を示しながら穏やかに修正を促すことが効果的です。
④可視化する
発達障害の方の中には、聴覚情報の処理が苦手な人が少なくありません。これは「APD(聴覚情報処理障害)」と呼ばれ、耳で聞いた情報を言葉として認識・理解することが難しい状態です。
対策として:
マニュアルなどの文字情報の活用
フローチャートによる視覚化
会議での文字起こしソフトの利用
などが有効です。ただし、個人差も大きいため、相手に合った伝え方を探ることが大切です。
⑤リスペクト
発達障害への偏見や見下しの態度は、たとえ表面上隠していても雰囲気ににじみ出てしまいます。特に逆境体験の多い方は、相手の態度に敏感です。
避けるべき態度:
にやにやと笑いながら接する
不自然に細かく確認する
話を途中で遮る
代わりに、相手の「できている・尊敬できる面」に注目し、困難を乗り越えてきた「サバイバー」としての側面を理解することが大切です。
(4)まとめ
発達障害の人との関わりは、一種の「異文化交流」と捉えることができます。相手との特性や背景の違いを理解し、意識的にその差を埋めていく努力が必要です。
5つのポイント(「癖を想定する」「明確に伝える」「冷静に接する」「可視化する」「リスペクト」)を意識することで、より良いコミュニケーションを築くことができます。相手の特性を理解し、互いを尊重し合える関係性を目指していきましょう。
こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
府中こころ診療所(東京都府中市宮西町1-1-3三和ビル2階、☎042-319-7887)
こころ診療所吉祥寺駅前(東京都武蔵野市吉祥寺南町1-4-3ニューセンタービル6階、☎0422-26-5695)
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【監修者】
医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

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