南海電鉄 汐見橋線(高野線) 汐見橋-岸里玉出 前面展望ビデオ
Автор: HINTEL1824TRAIN
Загружено: 2017-03-06
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南海電鉄の高野線の内、汐見橋-岸里玉出駅間、通称汐見橋線区間の前面展望ビデオです。
全区間を撮影しています。
汐見橋-岸里玉出駅間は高野線の一部でありながら、汐見橋線という通称で呼ばれています。
実際、汐見橋線という表記ばかりで、高野線と言えば難波駅から橋本駅を経て高野山の極楽橋に至る路線と思われている場合も多いようです。
難波駅から岸里玉出駅間は路線名称上は南海本線となっています。つまり、難波駅から和歌山市駅までの南海本線と、汐見橋駅から極楽橋駅までの高野線が岸里玉出駅でクロスしている形となります。
しかし、実際には難波駅では高野線と南海本線のホームが4線ずつ独立して並んでおり、そのまま岸里玉出駅の直前まで路線別複々線で並んでいます。
そのため、高野線の列車は難波駅発着となり、汐見橋-岸里玉出駅間は完全に支線扱いとなってしまっています。
高野線は南海電鉄の前身である南海鉄道とは別会社である高野鉄道が建設しました。
1899年に大小路駅(現在の堺東駅)-狭山駅間が開通し、その後路線を延伸しましたが、難波延伸は南海鉄道と並行することになるため許可が下りず、1912年に道頓堀駅(現在の汐見橋駅)に延伸し大阪市内乗り入れを果たしました。
途中社名を変更したり、別会社を設立するなどして延伸を繰り返し、戦時の合併なども経て最終的には南海鉄道となっています。
1929年には、はやくも高野線の全列車が難波駅発着となり、汐見橋-岸里玉出駅間は事実上の支線となっています。
その際、汐見橋発着列車は住吉東駅までは高野線本線に直通運転(一部入出庫列車は堺東駅)していました。
1945年には高野線の難波駅乗り入れを休止し、全列車が汐見橋駅発に戻されましたが、1946年には難波駅乗り入れを再開しています。
それでも、1970年までは汐見橋線の列車は、住吉東駅を始発・終着駅としていました。
これは、難波発着の高野線の列車、つまり南海本線から連絡線を通って高野線に入る列車は、南海本線の岸ノ里駅(現在の岸里玉出駅)の手前で連絡線に入り、高野線の同駅を超えた地点で合流する形だったため、当駅に停車できなかったためです。
各駅停車でも通過扱いとなっており、これでは高野線から汐見橋方面に乗り継ぐことが出来なくなってしまうため、住吉東駅を乗換駅としていたのです。
1970年に連絡線から合流した地点に、新たに難波発着列車用のホームが設けられ、同駅で汐見橋線に乗り換えが可能となり、汐見橋線の電車は岸ノ里駅発着となりました。
それでも1985年までは一部列車で高野線本線の一部区間に乗り入れていましたが、この年の立体交差事業によって線路が分断されたため、これ以降は高野線本線への直通運転は不可能となりました。
現在では難波駅から乗ると、左側に高野線用、右に南海本線用の路線が並んでいる形となります。
そして、岸里玉出駅の直前で高野線は左にカーブして南海本線の離れます。
岸里玉出駅は改札内では通路でつながっているものの、ホームは70mほど離れています。
一方汐見橋線は、岸里玉出駅の直前、高野線が左に離れていった直後に、南海本線の更に右側からカーブして南海本線に並びます。
カーブせずにそのまま南海本線を越えれば高野線の線路に並んだ形となりますが、そうはならず南海本線の方に並びます。
そのまま南海本線の岸里玉出駅に並んで設けられた汐見橋線用のホームに発着します。
つまり、高野線の一部でありながら、ギリギリの所で高野線と1度も並ぶこと無く実質的な終着駅に到着してしまうのです。
今回乗車したのは、汐見橋駅発各駅停車の岸里玉出駅行きです。
「普通」では無く「各駅停車」という所に、高野線である事を主張しているようです。
汐見橋駅は、かつてのターミナル駅ですが、1面2線で実質的には1線しか使用しておらず、ホームから直接続く改札口もこぢんまりしています。
現在は撤去されていますが、撮影時には昭和30年代当時の「南海沿線観光案内図」が掲げられており、ターミナル駅だった名残と言えるでしょう。
汐見橋駅からも淡々と地平の路線を走って行きます。
高架化されていない路線ながら、比較的線形が良く、またラッシュ時でも30分に1本にもかかわらず全線複線という点が、昔の主要路線といった感じです。
途中の駅も小さな駅で、西天下茶屋駅を除いて相対式ホームでも改札は一方にしか無く、跨線橋では無く構内踏切を渡って反対のホームに行く必要があり、島式ホームでは道路に出るために構内踏切を渡る必要があるなど、最低限の設備となっています。
最後に高架に上がり、南海本線に並んで岸里玉出駅に到着します。
撮影日は2013年2月1日(金)、15時10分汐見橋駅発の各駅停車・岸里玉出行きに乗車し撮影しています。
撮影機材は、SONYのハイビジョンデジタルビデオカメラ「HDR-CX720V」です。
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