花の巻❻「ひまわり、にがき夏の思い出」日本の名文を歌おう
Автор: hifumida
Загружено: Apr 4, 2025
Просмотров: 45 views
【ひまわりの二つの顔】
ひまわりの花には二つの顔がある。盛夏に見せる顔は、堂々とした、黄金色に輝く、生気溢れる顔だ。ところが秋風が吹き、葉も枯れ初め、花も萎れてくると、あの大きな花輪を下に向け、まるでその姿が首(こうべ)を垂れた瀕死の人のようだ。真夏の、あの威勢のいい姿を知っている者からすれば、秋の枯れた姿は、なんとも生命のはかなさに心打たれてしまう。しかし、すべての生きとし生けるものは、誕生➡成長➡衰退➡元に帰る(種子)➡よみがえり、という生のサイクルを繰り返しているのだ。
【人の世は、ままならぬ】
そういう自然の輪廻は分かっていても、いざ個々の自分事になると、その時々の出来事にうろたえてしまい、喜怒哀楽の波に翻弄されてしまうのが、われわれ凡夫の宿命だ。仏教の修行の一つに死体を見つめるという「不浄観(=自他の身体への執着から離れることによる深い禅定をめざし、さらにゆるぎない覚醒へ導こうとするもの)」があるのは、はかない生の営みに左右されない不動心を培うためだろう。敢えてそんな事せずとも、萎れて枯れてうなだれたヒマワリの姿を見れば同じ悟りを得られるだろう。荘子のように万物斉同の境地で世の現実を見れば、美醜は一つの裏・表であり、表裏は一体であり、生死は一如であって、片方だけのもの、片面だけのものは、存在しないのだ。
さりながら、現実の人の世は、愛すれど叶わぬ愛があり、会えば別れがあり、ままならぬ事が多く、悩みは尽きない。まあそんな時は、歌でもうたって発散するしかない。すると「にがき夏の思い出」が、多少は客観視できて、「人生って、そんなもんだな」と了解できてしまう時が来るだろう。
🎶♫•♬.♫•♫♫「ひまわり、にがき夏の思い出」🎶♫•♬.♫•♫♫
詩・曲・歌・清水日風水
夏の日の終わりを告げて
雨が朝から降っている
行く夏に別れを告げて
ひまわりの花は色あせた
にがき夏の思い出よ
わかき心の あやまちよ
あの時の言葉は 今はもう忘れて
もいちど やりなおそう
めぐりくる 秋の日に
あんなにも あざやかに
咲いていた ひまわり
しおれて うなだれて
早も 枯れはじめた
あつき夏の思い出よ
わかき心の あやまちよ
あの時のあなたは 今はもう咲かない
夏の夜の花火のように
またたくまに 消えた

Доступные форматы для скачивания:
Скачать видео mp4
-
Информация по загрузке: