組曲【龍の淵】❶｜我龍-GARYU-深き森、龍が目覚める🐉——語り部・高尾六平

組曲【龍の淵】❶🐉
この章では、語り部 高尾六平 氏による物語から幕が上がる。

舞台は “本当の森”。
深く、静かで、神々がまだ息づく原初の風景。
その奥深く——
光さえ届かぬ深淵に、一匹の龍が住んでいた。

これは、
龍が“生まれ”、
“試練”に敗れ、
“力”を手に入れるまでの
長い長い物語。

若い龍は、まだ幼く、
縁（ふち）の底で息づく存在。

一度、天を目指し、
あと少しのところで届かず、
再び深い淵へと沈んでいく——。

しかし、その挫折こそが、
後に“真の力”を手にするための
長い歳月の始まりとなる。

この❶では、物語の扉が開かれる瞬間が描かれる。
龍が“そこに存在したこと”を告げる、序章。



Suite “Ryu no Fuchi (The Dragon’s Abyss)” – Part 1
The story begins with the voice of the narrator, Roppei Takao.

A real forest—ancient, silent, sacred.
Deep within it lies an abyss untouched by light.
And in that darkness… a dragon lived.

Part 1 opens the story:
a young dragon resting in the depths,
its destiny still hidden.

It once tried to soar toward the heavens,
but fell just short,
sinking back into the abyss below.

This failure marks the beginning of a long journey—
a journey to gain true strength.

In this first chapter,
the tale awakens.
The dragon is revealed.


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【我龍GARYUプロフィール】
2005年和太鼓と、欧米で生まれたドラムを融合。これまでの音楽ジャンルにとらわれない新しい音楽の創造を目的として、広島県で結成された太鼓ユニット。
独自の表現への追求を信条とし、それぞれの楽器が出せる最高の一打へのこだわり、和太鼓の音作りは、太鼓の皮の切り出しから自分達でおこなう。
SETSTOCK2007、ふるさと祭り東京(東京ドーム)、関西コレクションに出演。アメリカ、シンガポール、台湾、フランスでも活動。
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