【凄いベーシスト解説】亀田誠治『ラスサビとどめのベースライン』
Автор: 音楽の秘密基地
Загружено: 2025-11-21
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皆さんこんにちは。
ベーシストのブンです。
普段は、岡山の秘密基地で
初心者の方向けに音楽レッスンをしています
僕は以前このチャンネルで 亀田誠治さんの
「曲のクライマックスに出すエグみ」を
ご紹介した事があるんですけど、
今回は「延長戦」という形で
「ラスサビとどめのベースライン」と題しましてお送りしたいと思います。
〜
前回このチャンネルで
亀田さんは、椎名林檎さんの正しい街で
最後にとんでもないコードワークを使っているっていう事をお伝えしたんですけど、
具体的にいうと、この曲のサビは
(移動ドで説明しています)
ドミソ
ミ、ソ#、シ
ラ、ド、ミ
と
そういう和音で進行していく構成で、
通常ベースは、ルート音といって
それぞれの和音の内
音程的に最も低い位置にある
ド、ミ、ラと演奏していくのが
ベース本来の役割ですし、
実際この曲も終盤まではルート音が基軸なんですけど、
最後の最後だけは
ソ、ソ#、ラと
構成和音の中にある
半音で上昇していく音階を選んで演奏をされていて、
このベースの変化が
歌の感情に最後のひと押しを追加していて
僕たちリスナーは「とどめを食らわされてる」わけです。
〜
そんな「ラスサビとどめのベースライン」を
亀田さんは、秦基博さんの「鱗」でも使われています。
具体的にいうと、
基本的には
低域でのルート音を続ける事で
秦さんの歌を下支えしているんですけど、
終盤に、1オクターブ上で
メロディックなフレーズを演奏されていて
これによって
低域と高域、そして
不動音程と流動音程という
2つの意味で対比している
言うならば
それまでとは真逆となるフレーズが出てくる事で
サビにサプライズ的な効果をもたらしているようにも思うわけです。
〜
この
1オクターブ上でのメロディックなフレーズでいうと、亀田さんは
JUJUさんの「やさしさで溢れるように」でも
同様のアプローチをされているんですけど、
ここに関しては
8分音符基準の歌メロに対して
16分音符が絡むフレーズを入れることで
歌で表現されている複雑な感情に
説得力が加わっているようにも思うわけです。
〜
※個人的見解です
これ僕が知る限りでは、
この「ラスサビとどめのベースライン」は
亀田さんによって
歌ものにおけるベースアレンジの選択肢として
ある意味常識化したと思ってるんですけど、
その手法の1つである
コードトーンの使用のほうでいうと、
以前このチャンネルでご紹介した
ユニゾン田淵さんによる
オリオンをなぞるがあります。
この曲では、最後に一回
ルート音ではなくコードトーンが使われているんですけど、その使い方が秀逸で、
ルート音を辿るっていく場合だと音階が下降していく所を
コードトーンによって音階を上昇させているんです。
〜
この、
とどめのベースラインのもう一つの手法である
1オクターブ上でのフレーズでいうと、
いきものがかりの「きまぐれロマンティック」があります。
とりわけこの曲は
歌の最後に一旦静かになる構成なので、
その直前でベースが
歌うように動いている事で
静かになった瞬間の落差がより鮮明になっているようにも思うわけです。
〜
そんな
①コードトーンの使用
②1オクターブ上でのフレーズという
2つの手法両方を使っている曲もあります。
それが
Superflyさんの
愛を込めて花束をです。
そもそもこの曲は
最後のサビで歌キーが2つ上がる転調を施している上に
最後は歌だけになるっていう落差もあって
ただでさえ「クライマックス感」が出ている中で
これに加えて
ベースによるコードトーンの浮遊感や
オクターブ上昇による抑揚変化も加わるので
言うならば
曲のクライマックスアレンジ詰め込みパックみたいな事になっているわけです。
〜
「まとめ」
この
最後の最後だけ劇的なフレーズにする事で
歌の持つ感情を最高潮に押し上げる手法は
ベースだからこそやりやすい部分もあって、
というのも、
これがもしギターやドラムだと
リズムやハーモニーに対する劇的な変化が
明瞭なので
そっちに耳が行ってしまうという側面があるからで、
それこそ先ほど取り上げた「オリオンをなぞる」でいうと
これのファーストテイク版で
ドラムの鈴木さんが
一瞬とんでもないフレーズを叩いているんですけど
その時はどうしてもそちらに耳が行くし、
なんなら、カメラも鈴木さんに注目しているわけです。
〜
そりゃもちろんユニゾンをはじめとする
メンバー全員主人公のようなバンドなら
ギターやドラムで起こす劇的変化というのも
むしろバンドとしての魅力を伝えるための
立派な武器だと思うんですけど、
あくまで歌ありきであり、
歌そのものを押し上げるための演出を施すのであれば
通常あまり目立たないベースが
適任だとも思うわけです。
〜
そう考えた時に、
椎名林檎さんの1stアルバム
「無罪モラトリアム」という
日本のロック史を語る上で
絶対欠かせない超重要アルバムの
その幕開けとなる一曲目が「正しい街」であり
その正しい街に
ラスサビとどめのベースラインが入っていた事が
その後この手法が
一つの選択肢として当たり前になっていくきっかけとなったとも思うし、
その意味で言うと、
ベースラインを考える上での
新しい形の「正しいやり方」として認知されるきっかけになったとも思うわけです。
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#椎名林檎
#いきものがかり
#優しさで溢れるように
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