[Cold Leaders:OST]Cold Leaders -Front SIGMA- Insert Song "Echoes to the Ridge"

※注意 この創作物は架空のものであり現実にある組織や団体、国、地域、人物などとは一切関係ありません。また、この創作物は現実に存在する特定の組織や団体、人物、思想などを支持するものではありません。政治的主張のために制作したわけではなく、純粋に架空の世界観を楽しむために製作しています。無断で転載することや、作者を詐称して再配布することを禁止します。
Note: This creation is fictitious and has nothing to do with any real organization, group, country, region, or person. This creation does not support any particular organization, group, person, or idea that exists in reality. It was not created for the purpose of making a political statement, but purely for the enjoyment of a fictional worldview. Unauthorized reproduction or redistribution under the false name of the author is prohibited.


ALTAIRS ORIONグループの代表作として知られる作品。部隊は1949年の世界戦争下におけるチノチズ独立国家軍と統制ナセレとの間の海戦を描いたもので、作品構成としてはほとんどが対潜作戦を主体としている。艦対艦戦もあるが劇中ではほんの少ししか描かれておらず、あくまでも対潜作戦隊の行動を主としているようだ。主役はチノチズ独立国家軍の駆逐艦"Lenamil(レナミル)"で、敵役として多く登場するのは統制ナセレ海軍の通常攻撃潜水艦であるAtriq(アトリク)級である。

作中ではチノチズ独立国家軍海軍のラトハヤン中将やイェリークミェン少将、ココチア独立国家軍海軍のヤナリエス大佐といった著名な人物らが登場する。彼らの行動は手記や戦闘日誌によって俳優が再現したもので、ふとした行動や口癖、手癖なども正確に模倣されており、見ごたえのあるものである。彼らの家族が思い出すために見ることもあるほどで俳優の演技力の高さは一見の価値がある。
劇中の駆逐艦は記念艦としてココチアに保存されていたV級を転用したもので、航海シーンは陸上で設営した機材との合成映像を使用している。航跡や一部船体の撮影はV級そのものを使用しており、よく見ると矛盾する箇所がある。
撮影協力はチノチズ独立国家軍海軍であるが、それ以外にもツハサクート・ノート連邦連邦人民連邦連邦軍海軍から海軍士官や将校らが撮影に協力に来ているほか、当時の衣服の貸与に来ていた。
砲熕火器は撮影セットを使用したものであるが、遠景の際に使用されたものはツハサクート・ノート連邦連邦人民連邦連邦軍海軍の演習時に撮影された映像を加工したものである。
Lenamilの砲雷長はレウマール中尉であるが、彼の役はツハサクート・ノート連邦連邦の海軍に属するベルマー少佐が行っている。当初は俳優を起用するはずだったが演技が難しかったほか当時の砲熕火器と対潜火器の使用方法に関しての知識が不足していたためである。ベルマーはこの配役について"自身の教育時代を思い出す、懐かしいものだ。悪くない"と述べている。
艦橋での撮影は悪天候下という舞台背景の関係上、ほとんどが嵐か大雨の日に行われている。セットの操作は下から波を再現して揺らすなどの処置が行われていたが揺れが弱く、また周期が遅すぎるなどとツハサクート・ノート連邦連邦海軍側が執拗に文句をつけてきたために製作陣が苦労したと残している。ちなみにその後チノチズ独立国家軍海軍側から舞台セットとして使えないかと教育艦の貸し出しが行われており、実写撮影に変更されている。
なお、実写撮影にあたって本当に航海させたようだが悪天候下での航海によって酔う場面が多く、特に製作陣は乗艦経験が少なかったことからほぼ酔いっぱなしであり、使い物にならなかったという(ツハサクート・ノート連邦連邦海軍兵談)。そのためにチノチズ独立国家軍海軍の整備兵がわざわざ撮影に加わっている(その部分から撮り方がやや異なっている)。ちなみに撮影しようにもツハサクート・ノート連邦連邦側がうるさかったためにチノチズ独立国家軍側が逆に彼らを黙らせる事態もあった(仲が悪いわけではなくただの冗談であるが)。
撮影監督は過去に"ツハサネッツ・カイロフ攻略戦"や"ラキンスキの三日"などの大作の撮影を指揮したカミル・イェルディン・B・レイツであったが、撮影の最中に持病の心臓病で亡くなっている。過去の大作と本作の撮影指揮への敬意から各国からも弔意を示されたほどであった。
彼の持病は既に前から知られており、本作においても自身が亡くなるのを危惧していた。
彼は亡くなった際に自身をキャストに載せるなと告げており、本作において彼の名はどこにも記されていない。これは彼の完全主義かつ彼が後輩思いであったことに起因している。

作品名のサブタイトルである"Front SIGMA"であるが、この"SIGMA"はチノチズ独立国家軍海軍が有した対潜作戦群艦艇の総称で、以下の艦艇の頭文字である。
・S Sigil(シギル)級 駆逐艦
・I Ilyiaslav(イリヤスラフ(イリヤスラヴ))級 駆逐艦(※ツハサクート・ノート連邦連邦貸与艦艇)
・G Gudyanisik(グデャニシク/グダンシク)級 駆逐艦(※ココチア独立国家軍海軍貸与艦艇)
・M Mikoraef(ミコラエフ)級 走査駆逐艦(※対潜ピケット艦艇)
・A Aznalim(アズナリム)級 対潜駆逐艦
本作品の主役と言えるLenamilはこのうちのMikoraef(ミコラエフ)級にあたる艦である。
また、いずれの艦艇も広義でいえば嚮導駆逐艦に属する。