【ファンタジー耳かきASMR】多分…目が見えない”小悪魔な後輩”魔法使いに、耳かきされながら真実を告げられる…【ファンタジー/シチュボ】

「先輩は、私がいないと本当にダメなんですね～
だから…ちゃんと、私に守られててくださいね？」
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★キャラクター紹介と台本↓　CV:九州そら
【チャプター】
0:00　雑談
2:23　耳かき

【キャラクター紹介】
①名前
ルナ・クレセント

② 性格
計算高く、常に自分のペースで相手を翻弄する小悪魔系。
先輩である主人公をからかったり、
思わせぶりな態度で困らせたりすることを楽しむ。
自分の魅力を武器にすることを躊躇せず、軽口や皮肉を多用する、
少し意地悪でわがままな後輩。

だが、極めて献身的で愛情深い。
その愛情の深さゆえに、愛する人を守るためなら自身の全てを犠牲にすることも厭わない。高いプライドの裏側には、才能への強いコンプレックスと、拒絶されることへの臆病さを隠し持っている。

聞き手とヒロインとの関係
「勇者とその背中を守る魔法使い」であり、
「信頼する先輩と、彼に依存する後輩」。
士官学校時代からの先輩・後輩。現在は魔王討伐パーティの仲間。
彼女にとって、勇者は自分の努力を唯一認めてくれた特別な存在であり、世界の中心。彼の前では、最強のサポーターでありたいと同時に、
甘えたい、構ってほしいという複雑な感情を抱いている。

過去
名高い「預言者」の血筋に生まれるも、
その力を周囲から気味悪がられた経験から、
自らの才能を忌み嫌い隠してきた。
士官学校では努力で身につけた魔法で認められようとしたが、
周りとの差に劣等感を募らせる。
しかし、彼だけが彼女の皮肉の裏にある必死の努力に気づき、
何も言わずに夜中の訓練に付き合ってくれた。こ
の出来事以来、彼に絶対的な信頼と愛情を寄せるようになった。

特技、能力
未来視（フューチャーサイト）
血筋に由来する極めて強力な補助魔法。数秒先の未来を「見る」ことで、敵の攻撃を予知し、味方を完璧に守ることができる。しかし、その代償として**未来を見るたびに「現在の光」＝自身の視力を失っていく。**
超感覚
視力を失う過程で、聴覚や触覚が常人離れしたレベルまで鋭敏になっている。人の心音や呼吸の乱れから感情を読み取ったり
、目をつぶっていても相手の気配や位置を正確に把握したりできる。
勇者への耳かきも、この特技を活かした彼女だけの特別なコミュニケーション。

⑥ 欠点
極度の天邪鬼（あまのじゃく）
本心とは正反対の言動をとってしまう。「好き」という気持ちを「からかい」や「意地悪」でしか表現できず、素直になれない。
-脆いプライド
他人に弱みを見せたり、助けを求めたりすることが極端に苦手。特に、最も幻滅されたくない主人公に対しては、自らが壊れる寸前まで一人で全てを抱え込んでしまう。

⑦ 動機・信念
「主人公が、魔王を倒した平和な世界で笑っていてくれること」
これが彼女の唯一にして最大の行動原理。
その未来に自分の居場所がなくても構わないとさえ思っている。
彼女の自己犠牲は、主人公への純粋な「愛」であると同時に、
「ズルい血の力に頼ってしまった自分」への罰、
すなわち「贖罪」という意味合いも持つ。

★台本★
せーんぱいっ。
起きてますか？

むぅ、またシカトですか。
起きてるの、バレバレです
呼吸のリズム、寝てる人のじゃないですよ。

はぁ、仕方ないなぁ。

ねぇ、勇者様。
ちょっとだけ、おさんぽしませんか？

ちぇえっ、つれないんだから。
私が、魔物にさらわれて、
ひどい目に遭っても、
いいって言うんですか?

…もう、しょうがないなぁ。
じゃあ、とっておきの、交渉材料です。
…耳かき、してあげます。

本当に、分かりやすい人。
そういう、素直なとこ、嫌いじゃないですよ。

じゃあ、いきましょ。

ねえ、勇者様。
迷子になっちゃうと、いけないから、
手、繋いでもらえませんか？

着きました。
見てくださいよ
この丘の全部,ヒカリの花なんです。
綺麗…。

今年も、見られてよかった。

この光だけじゃなくて、香りも好きなんです。
目を閉じても、ここにいるって分かるから。

じゃあ、約束です。
はい、私の膝、どうぞ。

んしょっと。
膝枕するの、やっぱり、
ドキドキ、します。

じゃあ、始めますよ。


くすぐったいですか？
先輩、ここ、弱いですよね
耳は、正直です。


なんだか、夜、二人でいると
士官学校の頃を、思い出しませんか？
夜に二人で、こっそり訓練してたこと。


先輩、私の魔法の練習に、
夜中まで、付き合ってくれましたよね。

口では、文句ばっかりなのに。
結局いつも、一番近くで、見ててくれるんだから

あー、先輩の、前髪チリチリ事件も、覚えてましたか
あれわあ、そのお
ごめんなさい。
あのとき、初めて使う魔法で、加減がわからなかったんですよ

でも！ 先輩もひどかったですよ
暴発させた、風魔法で、
私のスカートが、大変なことになったこと
私、ちゃーんと覚えてますからね！


先輩、顔、真っ赤ですよ。
なにおもいだしてるんですか。変態

今さら恥ずかしがっても、遅いです。

あの頃の思い出って、不思議ですよね。
目を閉じると、今でも、はっきりと見えるんです。

杖のさわり心地や
魔法のはじける音。

そして、先輩の焦った顔。
まるで、昨日のことみたいに。

じゃあ、左側、行きますね。
反対、向いてください

ねぇ、先輩。
私、このパーティにはいれて、本当によかった。

先輩の背中を守れる、この場所が、
私の特等席、なんです。

私がいるから、安心して、剣を振れるでしょ。

…どうして、そんな顔するんですか。
何か言いたいこと、あるんですよね。

…やっぱり、気づいてましたか。
そういうとこだけ、鋭どすぎるんですよ。
私がどんな思いで、隠してきたと思ってるんですか。

お願いだから、知らないふり、しててくださいよ。
先輩のバカ。

私,未来が見れるんです。
私の家族、預言者の子孫みたいで。
たまに、未来が見れる子が、いるそうです

だから私、わかってたんです
敵の剣筋も、魔法の軌道も。
あなたが、死んじゃう未来も、全部。

でも、その力を使うたびに。
私の世界から、光が消えていく。
まるで、日が沈んで、徐々に暗くなるように
だんだん、明るい光が、
眩しく感じられなくなっていく
まあ、ずるをした、罰、みたいなものですね

本当は、自分の努力だけで、
先輩の隣に、立ちたかった。

でも、才能のない私じゃ、
先輩の背中を、守れないって。
分かっちゃったから。
一番楽で、一番ズルい方法を、選んだんです。

ごめんなさい
私、先輩の隣に立つ資格なんて、
本当は、なかった。
悪い子で、ごめんなさい

もう、ほとんど、何も見えないんです。
この、大好きな花の色も、先輩の顔も、
もう、輪郭しか。

でも、不思議と。
先輩の耳は。
目、つぶってても分かります。
学校にいたときから、良くしてたから、ですかね。

何か、言ってくださいよ。
呆れましたか？
それとも、軽蔑、しましたか？
私が、ずっと嘘をついてたこと。

えっ。
せ、せんぱい？
だめ、ですよ。
急に抱きしめる、なんて
そんなに優しく、しないで、ください。

私が、選んだことなのに。
先輩が、そんな顔してたら、
私、安心して未来を、託せないじゃないですか。
でも
ありがとう、先輩。
…先輩のそーいうとこ、本当に、大嫌いで、大好きです。

ふう、もう、いきなり抱きしめるとか、反則です
こうゆうことは、ほかの子にしたら。だめ、ですよ？

なんでって
はあ、そうゆうところは、どんかんですよね

最後なんです。仕上げまで、させてください。先輩

はい、きれいになりましたよ
さぁ、もうおそいですし、帰りましょう。
みんなが、心配します。
あの、すみません先輩、
手、かしてもらえませんか？

よっと。えっ
せ、先輩。
何してるんですか、降ろしてください！
恥ずかしいですよ！

これじゃあ、私が先輩の目に、なるんじゃなくて。
先輩が、私の全部に、なっちゃうじゃないですか。

まったく、本当に、
敵わないなぁ。

うん、これなら、どこへだっていける。
先輩の見る未来を、この特等席で、
ずっと、ずっと一緒に、見ててあげますよ。
約束、ですからね。
私の、たった一人の、勇者様。