精神科と心療内科の違いを精神科医かつ内科医が考えました【精神科】
Автор: 精神科医 芳賀高浩
Загружено: 2025-01-13
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【この動画の概要】
今日は「精神科と心療内科の違い」について解説します。
精神科と心療内科は似ているように感じるかもしれませんが、実際は大きな違いがあります。
【精神科と心療内科の基本的な違い】
精神科は「精神科専門医」が診療を行い、心療内科は「内科専門医」が担当します。
心療内科は内科のサブスペシャリティで、心理的な問題が原因で体に不調が出るケースを診るのが特徴です。一方、精神科は精神疾患全般を扱い、脳や神経に関する病気に焦点を当てています。
心療内科は、ストレスや心理的な要因が原因で体に現れる症状を診ることに特化しています。
例えば、以下のような症状があります。
・摂食障害(体重が急激に減少し、生命に危機をもたらすこともある)
・ストレスによる不眠、パニック症状
・転換性障害(ストレスで手足が動かなくなったり、声が出ないなどの症状)
・解離性障害(記憶障害や人格の変化)
これらの症状は体全体の管理が必要な場合があるので、内科医としての知識と技術が役立ちます。
【精神科の得意分野】
精神科では脳の病気や重症の精神疾患を扱います。
例えば、以下のような疾患が精神科で診るものです。
・統合失調症(幻覚や妄想を伴う)
・重症のうつ病(精神病性の症状を伴うことが多い)
・依存症(アルコールや薬物依存など)
・発達障害(ADHDや自閉スペクトラム症など)
精神科医はこれらの疾患に対して薬物治療を含む専門的な治療を行いますが、体の病気については基本的には診ることができません。
心療内科と精神科はどちらも「心の問題」に関連しているため混同されやすいのですが、実際は得意分野が全く異なります。
しかし、どちらでも診療できる症状もあるので、精神科と心療内科どちらに行けばいいのか迷うことがあると思います。そんな時は、以下を参考にしてみてください。
・ストレスや心理的要因が体に影響を与えている場合…「心療内科 」
・重い精神疾患(統合失調症、依存症など)…「精神科 」
・両方で対応可能な症状… 医師の専門分野や資格を確認して受診
精神科と心療内科は、それぞれ異なる専門分野を持つ診療科です。
症状に合った診療科を選ぶことが大切ですので、医師の資格や専門性を確認して、適切な診療科を受診いただければと思います。
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【一読していただきたい注意】
動画の内容は精神科医である私の診療を通してえた感想です。あくまで私の感想ですので、参考にするかどうかは視聴者のみなさまで判断していただければと思います。個別の診断や治療に関するアドバイスは責任を持ったものは残念ながらできませんので、一般論としての私の意見しかできないことをわかっていただけるとありがたいです。この動画を通じて起こりえる損害に対しては対応したいですが、一般論と私の感想によるものですので、限界があることをご理解ください。
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