第423回「意見の異なる人との対話、書きたいことの取捨選択」【人生思考囲い】
Автор: WEBラジオ『人生思考囲い』
Загружено: 2025-08-08
Просмотров: 1634
■意見の異なる人との対話
・お便り「私は移民問題について勉強をした経験があり、差別的なデマについて基本的なことなら反論をすることができます。例えば『外国人の犯罪は不起訴率が高い』という言説に対して、法務省が公開しているデータに基づいたファクトチェックが多少はできる、という感じです。(ちなみにですが、犯罪の不起訴率は日本人の方が高いです。日本の外国人の犯罪率は特に高くはなく、年々減少傾向にあります。)しかし、デマを訂正したところで、相手が偏見を改めてくれるというのはもはやナイーブな考え方なのかもしれません。私生活でもネット上でも、一生懸命説明したけど無駄だったな、と落ち込むことが多いです。より相手の態度は頑なになってしまったな、と感じることさえあります。高圧的にならないよう、なるべく相手の不安に寄り添いつつ、数字とデータを淡々と伝えるようにしているのですが、そもそもどれだけ下手に出たとしてもファクトチェックというものは『お前はデマを信じ込んでいるバカだ』と突きつけるも同義であり、多かれ少なかれ相手のプライドを傷つけてしまうものなのではないか?という気もしております。とは言え、デマを放置しておくわけにもいかないしな…という思いです。皆さんなら、明らかなデマを信じ込んでいる、しかもデマかどうかはもはやどうでもよくなっているような相手とどう対話を試みますか?」
・お便り2「先日、衆院選がありましたね。snsではヒステリーに近い差別発言やデマの情報が飛び交い、今までになくしんどい選挙だったように思います。私には付き合って10年近くになる彼氏がいるのですが、どうやら彼氏が前述の差別を煽動している政党を推しているようなのです。何故なのかしっかり聞いたり、自分なりに前述の政党のなにが問題とされているのか話したりしてみたのですが、特に考えは変わらないようでした。他人のきもちや考えをコントロールしたい訳ではないけれど、身近な人間が、危険な主張に染まっていくのがきついです。皆さんなら、同じ状況になったらどうしますか?」
・手塚「対話は難しいですよね。説得の手段としてファクトチェックが有効ではないっていうのは、そうだなと思います。まずその政党を支持したい気持ちがあって、後付で理由を選んでいることも多いんじゃないかと思うから…」→まず外国人への悪印象がある→外国人を攻撃しやすくなるデマを信じてしまう→デマだと説明しても、その人が抱いていた悪印象自体は無くならない
・デマを信じていることを叱責して終わりではなく、その人がどうしてデマを信じたくなっているのか?について対話をする必要があるのかも
・手塚「例えば、近所の外国人と接して嫌な気持ちになった…って話す人がいるとして、それに対して排外主義は良くないですよ!って返したら、自分は被害を受けた側なのに…って、その人はショックを受けるかもしれないですよね」→この人は『正しい』ことを言うだけで、自分の苦しみや困っていることを解決してくれる気はないんだ…という絶望→断絶を深めるばかり
・日本人ファーストという言葉の魅力→自分たちのことを見捨てないんだ、優先的に助けてくれるんだ、という嬉しさ
・中野「北風と太陽みたいな話ですよね。生活が苦しい、政治に見捨てられている…と感じてる人たちは、太陽のような温かい言葉に惹かれちゃうのは心理的に当然で…ただ、問題はそいつがデマと差別を振りまく嘘つき太陽だったってことで…」
・相手が信じている太陽を否定するよりも、相手の苦しみを確認したうえで、解決の助けになるような別の政党、別の太陽の魅力をアピールする方が良い?→中野「デマや差別だとしても、威勢よく調子よく話す方が魅力的な太陽に見えてしまう、そう感じる人が少なくないってところが難しいなと思います」
・対話、説得の得手不得手→手塚「僕はどちらかといえば人を言葉で丸め込むことが得意な方だと思うんですけど…でも、自分の考えや気持ちを言葉にすることが得意じゃない人もいるわけじゃないですか。そこには有利不利があるから…言葉を使って相手の逃げ道を塞ぐようなことをして、本当にフェアなんだろうか?って悩む時があります」中野「そうですね。言葉の上で相手を説得…言いくるめたとしても、相手が心の底から納得してるかどうかって別ですよね。上手く言い返せないからしぶしぶ従ってるだけで、不満はどんどん溜まっているかもしれない」
・SNSで敵味方バトルを楽しんでる人たち→手塚「自分が生活に困っていて、それを解決してくれそうな政党を支持している…って前提で話してきましたけど、そうじゃない人たちも、Twitter見てるとたまにいるなと思います。『参政党を否定してる奴ら、もし参政党が勝ってるの見たら悔しがるだろうな~!』みたいな理由で投票先を選んでるような…」中野「しょうもなさすぎる!!!そんなコイル1位にしようぜみたいな悪ノリ…」
・そういうしょうもない人に対して何が言えるか?→何も思いつかない
■書きたいことの取捨選択
・お便り「同人誌で漫画の原作を書いてるのですが、書きたいことが多すぎて膨大なページ数になります。1作目はかなり取捨選択して19ページにおさめたのですが、それでも『取捨選択が下手』という感想をいただきました。どうすれば取捨選択がうまくいくのでしょうか?漫画に全部入れたくて、入れなくていいことがイマイチつかめないです」
・中野「すげえ感想だな!同人誌にそんな感想来るんですね」手塚「19pが短すぎるんだと思います。ジャンプの1週分しかない…pを増やしましょう!」
・読み切りとして考えるなら19pって短い→描けるものは一つくらいしか入らない→その一つを活かすための構成を考える
・お約束やテンプレを使えば世界観説明を省ける→学園モノ、剣と魔法モノ…
・中野「例えば男女が出会って恋をしてカップルになってやったー!みたいな漫画を描く場合、男女が既に知り合った状態から始める方がpは短く出来ますね。初対面同士だと関係性の構築に時間がかかるので…」→起承転結を考える→この話もしかして転結から始めて大丈夫かも?と試してみる
・順調だったボクサーが挫折、何らかの出会いを経て再起する話→時系列順に描いていくとpがかかる→再起をかけた試合から始めて、試合中のやりとりや過去回想を挟んでこれまでの経緯を描いていく構成にする
お便りBOX https://odaibako.net/u/jinseisikougako
twitter / jinseisikougako
Доступные форматы для скачивания:
Скачать видео mp4
-
Информация по загрузке: