桃山晴衣・端唄/ 秋の夜は長いものとは Harue Momoyama /Long night of autumn
Автор: ototatchinuru18
Загружено: 2012-09-26
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桃山晴衣・端唄弾き唄い「秋の夜は長いものとは」
天保時代に作られたといわれている江戸端唄の名曲。一般には月の夜が更けても想う男が訪ねて来ないで、鐘の音のみ淋しく訪れるという女心を唄ったものとして解されているが、もう一説では江戸の人某が罪あって佐渡に流され金山で働きながら遠く江戸の空を偲んで作ったという。佐渡の相川鉱山に金銀の鉱脈が見つかってから幕府はこの地に奉行所を設け人口十万を超えるに至ったという。始め募っていた金山掘りも苦役が重すぎ人が集まらず、罪人を佐渡に流して人足とした。この「秋の夜」を金山送りの罪人の作と考えると「更けて待てど来ぬ人は」は江戸からの赦免の使いのこととなり、「数うる指の寝つ起きつ」は江戸を出て何年何ヶ月と指を折って数えつつ牢内で満月に照らされているという、哀切はらわたをえぐられるような唄となる。
桃山晴衣は一般に「まん丸な月見ぬ人の心かも」の「ぬ」を「る」に変えて「まん丸な月見る人の心かも」としてこの唄を始めた頃から唄ってきたが、それはこの金山工の唄として理解し唄ってきたからだろうと思う。ちなみに彼女はこの歌詞で英十三氏や円城寺清臣氏、添田知道師にも聴いてもらってきている。小唄や端唄には俗謡になっている裏にこうした隠された意味がある唄がいくつかある。(木村菊太郎「小唄」参照)
いずれにせよ、桃山晴衣のこの端唄は宮薗の三味線を使った弾き唄いで比類なき風格を備えている。
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