国道でありながら歩いて越えるしかない国道289号「八十里越」 開通工事の全貌に密着 福島
Автор: 福島中央テレビNEWS
Загружено: 2025-11-13
Просмотров: 102577
赤や黄色の紅葉で包まれた山並に向かってまっすぐ伸びる1本の道。この先はどこにつながっているのか…。まさに秘境を通る道路という感じですね。
この動画の記事を読む>
https://news.ntv.co.jp/n/fct/category...
実は、この風景は福島県内。まだ開通する前の道路から撮影した映像です。奥会津の只見町と新潟とを結ぶ国道=通称「八十里越」。開通に向けての建設工事がいま急ピッチで進められていてゴジてれChu!のカメラがその工事の全貌を追いました。
会津と越後を結ぶ古の道=国道289号「八十里越」。江戸から明治にかけて人が行き来した街道です。いまは国道でありながら途中は車が通れず、歩いて越えるしかない…それが「八十里越」です。
八里の道のりが、あまりの険しさに八十里にも感じられる。急峻な山道からそう呼ばれています。車が通れる道も藪に埋もれて行き止まりで、その先は進めません。
「八十里越」。道路整備が決まっておよそ40年。福島と新潟を結ぶ秘境の絶景国道が繋がります。
国道289号は太平洋側のいわき市と日本海側の新潟市を結ぶ全長約280キロの道路です。このうち越後山脈がそびえ立つ只見町と新潟県の三条市との間は工事が難しく、県境を挟んだ約11キロは国が担っています。八十里越の工事を担当する国の管理者のひとり、長岡国道事務所の関根伸幸さん。
■関根副所長
「非常に急峻な地形ですので、道路がないところに道路をつくるという福島県と新潟県をつなぐ重要な国道になる」
難しい工事のひとつ。県境を貫く全長3168メートルのトンネルです。
■関根副所長
「まずトンネルが長いという風なことで(貫通まで)12年かかっておりますんで」
ダイナマイトを使っても1日に2、3メートルしか掘れないほどでした。工事に時間がかかるのは大きな理由があります。
■工事を担う業者・大石組
田村徹也さん「施工時期がどうしても限られている、短い期間の中で」
それは冬の雪。豪雪に阻まれて、雪がない5月から11月までの半年間しか工事ができないのです。
■工事を担う業者・大石組
田村徹也さん「(1年の)半分の工事期間なのでどうしてもできることは限られてくる」
全線が開通すれば、冬でも行き来できる日が来ます。福島側の只見町。開通は町に大きな影響を与えると期待を寄せています。
■只見町 目黒仁也副町長
「医療、暮らしの面、または観光経済、そういったところを一番、効果として望んでいると」
八十里越が開通すると只見と三条は79分で結ばれ、救急医療体制が向上するといいます。三条市の病院に救急搬送すれば、会津若松市の病院よりも20分ほど時間が短縮できるのです。町では、市や病院との間で救急搬送の協定を結びました。
新幹線の駅、高速道路のインター、大型商業施設が近くにあり、買い物もより便利になります。
■只見町 目黒仁也副町長
「やっとようやく長年の(悲願が)達成できる」
三条市も観光効果を期待しています。
■三条市営業戦略室
石黒美保子室長「(開通は)広域の観光ルートとして非常に可能性がある道路になるのではないのかなと思います」
只見の町民は・・・。
■只見町民
「(八十里越の開通が)町を活気づかせられるようなものになれば」
トンネルをいくつか抜けると、秋の紅葉の時期には、絶景が広がります。この橋は、新潟県で一番高い橋です。トンネルを抜けて広がる絶景はたくさんの人たちを魅了するでしょう。約40年の歳月をかけて開通する八十里越。今シーズン最後の工事に追われています。八十里越の工事を担当する関根さん。
■国土交通省長岡国道事務所
関根伸幸副所長「事業自体が40年経ってますので、はじめに携わった人は退職されているということで。諸先輩方が代々繋がっていまにいたる。1日でも早く開通させるために工程管理の方をしっかりやっていきたい」
悲願の国道=八十里越。開通は2026年の秋から2027年の夏までの間の予定です。
◆福島中央テレビ報道部公式SNS(X)
/ fctnews1
◆【最新ニュース配信中】
https://news.ntv.co.jp/n/fct
◆みなさまからの動画・写真の投稿はコチラから!
「中テレ投稿BOX」
https://www.fct.co.jp/form/14
◆中テレアプリで気象情報や臨時ニュースを通知
https://www.fct.co.jp/appli/
Доступные форматы для скачивания:
Скачать видео mp4
-
Информация по загрузке: