再稼働に前進したか?原発めぐり「国策」を強調 資源エネルギー庁長官らが県議会初出席【新潟】スーパーJにいがた3月14日OA
Автор: UX新潟ニュース
Загружено: 14 мар. 2025 г.
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再稼働への働きかけを強める国に対して、県民の代表である県議会はどんな質問をぶつけたのでしょうか。
14日開かれた県議会の連合委員会に、内閣府と原子力規制庁の幹部、そして資源エネルギー庁の村瀬長官が出席し、柏崎刈羽原発の安全性と再稼働の必要性を訴えました。
連合委員会の開会1時間前。
県議会の議場を下見に訪れたのは、資源エネルギー庁の村瀬佳史長官です。昨日のうちに新潟入りしたという村瀬長官。下見の後は、花角知事と約20分面会しました。
■岡拓哉アナウンサー
「資源エネルギー庁の村瀬佳史長官、このあと県議会に参考人として出席します。初めて国のエネルギー政策のトップが出席する形で柏崎刈羽原発の再稼働議論、大きなヤマ場をむかえます。」
■与口善之連合委員長
「国のエネルギー政策について、参考人から意見聴取を行います。」
原子力規制庁などが原発の安全対策を一通り説明した後、壇上に立った村瀬長官。
最初に訴えたのは-
■資源エネルギー庁 村瀬佳史長官
「化石燃料の輸入に年間26兆円を費やしており、海外から稼いだ分に相当する国費が海外に流出している。こうした火力(発電)への過度な依存からの脱却は急務。」
続いて、電力需要の増加を強調。
■資源エネルギー庁 村瀬佳史長官
「データセンター、半導体といった国家の成長を左右するような産業が脱炭素電源を必要としている。(太陽光、風力など)それだけでは足りない。原子力もぜひ活用させてほしい。」
さらに、東日本の電力供給が脆弱だとも指摘。
柏崎刈羽原発に初めて言及したのは-
■資源エネルギー庁 村瀬佳史長官
「柏崎刈羽の再稼働は、東日本の電力供給上の脆弱性を補う観点から極めて重要。」
じつに話し始めてから、24分後のことでした。
原発再稼働が『国策』という点を強くにじませた村瀬長官。このあと、自民党や地元経済界から上がっている『経済的メリット』にも触れました。
■資源エネルギー庁 村瀬佳史長官
「これまでも立地交付金を通じた地域の福祉や産業振興の支援など、様々な投資促進の取り組みを進めてきたが、新潟県の持続的な発展に向けて何ができるか具体的な検討をさらに深めていきたい。」
午後は各会派の質疑。
トップバッターは、自民党の高橋直揮政調会長。東京電力が再稼働を目指す6・7号機以外は“廃炉”にすべきだと質しました。
■自民党 高橋直揮県議
「一定数を廃炉にし、継続的に安全的に運転するための体制確保に、念には念を入れるべきと考える。」
■資源エネルギー庁 村瀬佳史長官
「原子力発電所を廃炉にするかは、事業者が自ら判断するもの。」
東電が決めることだとして、明言を避けました。
『経済的メリット』の具体像については-
■自民党 高橋直揮県議
「本県の地域経済活性化のために、どのような取り組みを考えているのか。」
■資源エネルギー庁 村瀬佳史長官
「再生可能エネルギーや水素など、新潟県のポテンシャルがある分野での脱炭素、GXの取り組みの支援などに具体的に取り組んでいきたい。」
自民党県議団は、今回の参考人招致を主導した立場。県政与党として、基本的には再稼働に前向きです。
質疑の最後には安全性を求めつつ、こんな言葉も-
■自民党 高橋直揮県議
「そういったメリットがなければ、県民も納得できない。新潟の経済を活性化させるために、稼働するかしないかも含めて(原発)立地交付金なんかの話もあります。」
野党系会派からは、避難の実効性や原発の安全性について質問が出ました。
■未来にいがた 土田竜吾県議
「避難の実効性をどういった手法で評価し、誰が責任を持って評価しているのか見えていない。」
■内閣府 福島健彦大臣官房審議官
「緊急時対応・避難計画の実効性は、定まった定量的な手法は存在しない。避難シェルターなど必要なインフラの充実や、継続的な訓練・研修を通じて住民を含めた関係者の理解度の維持向上を図る。」
地元柏崎市刈羽郡選出の未来にいがた・笠原晴彦県議は-
■未来にいがた 笠原晴彦県議
「地元が長年にわたり賛成・反対で分断されている。このことに対して思いはあるか。」
■資源エネルギー庁 村瀬佳史長官
「原子力政策は国民の中でも意見の分かれるテーマであり、慎重に議論を重ねる必要がある。ただ国民生活を守るために、できるだけ低廉なエネルギー供給を責任を持ってやってほしいという声、様々な声がある。」
質疑を終え、村瀬長官は記者団の取材に応じました。
■資源エネルギー庁 村瀬佳史長官
「積極的な意見・懸念・不安を示される意見など様々あった。こうしたことを今後の検討にしっかり盛り込んでいきたい。」
再稼働に前進したかどうか問われるとー
■資源エネルギー庁 村瀬佳史長官
「前進かどうかは私から言うべきものではない。少しでも皆さんの理解が深まるよう、丁寧に一歩ずつ進めていきたい。」
一方、花角知事は「質疑は見ていない」としながらも-
■花角英世知事
「(再稼働へ)国が前面に立って説明していく、取り組んでいくという表れ。(今後の)議論の材料にはなる。」
県議からは「時間が足りない」との声も聞こえた今回の参考人招致。村瀬長官は「求めがあればまた説明したい」と話しています。
2025年3月14日放送時点の情報です。
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