知事が原発の再稼働”同意”家庭向け電気料金は11%程度値下げに 一方で津波対策などには5150億円が必要 割れる賛否
Автор: HBCニュース 北海道放送
Загружено: 2025-12-10
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北電の泊原発3号機が停止してから13年。
10日、鈴木知事が北海道議会で再稼働への同意を表明しました。
鈴木直道知事
「この度、泊発電所3号機の再稼働に同意することにします」
政府は再稼働をめぐり、北海道と原発の立地4町村の同意を求めていて、立地4町村はすでに再稼働の同意を表明しています。
表明が最後となった鈴木知事は「道民の声」や「関係自治体の判断」、「道議会の議論」を総合的に判断して、再稼働の同意を表明しました。
鈴木直道知事
「再稼働により道民のみなさまの生活や道内経済に大きな影響を与えている中、電気料金の引き下げが見込まれるとともに、電力需要の増加が想定される中で、安定した電力供給が確実なものとなる」
■《知事の同意表明 マチの反応は?》
70代
「地震があった2日後に承認するの?信じられない私。もう一回考えると思った」
30代
「(電気代が)安くなるのであればいい。再稼働する分はそろそろいい」
原発のお膝元・泊村では…。
泊村村民
「やっとここまできたかと思う。泊原発がまた動くことになれば、本当に活気づく」
泊村村民
「個人的な意見として仕方がない。しょうがない」
泊村 髙橋鉄德村長
「道内でいろいろな意見がある中で、鈴木知事が地元同意を表明されたのは、立地村として敬意と感謝を申し上げます。引き続き、住民の安全安心の確保のために北海道と連携を密にしながら、避難計画・防災計画含めて国のほうに求めていきたい」
■《同意の表明直前には反対デモも》
一方、道庁の周辺では約220人が再稼働反対を訴えました。
脱原発をめざす女たちの会 山口たかさん
「(知事は)せめておとといの地震の教訓から立ち止まってほしい。止めるとは言えないと思うし、進めるも言えないはず」
鈴木直道知事
「万が一、重大事故が発生した場合に備え、その進展を食い止める対策を事業者に求めるといった最新の技術的知見を反映した新規制基準を定めている」
■《課題は棚上げされたまま》
再稼働に踏み出す一方、現場では、いくつもの課題が棚上げされたままです。
貴田岡結衣記者
「自家用車での避難になった際、道南方面に行くには黒松内町を通る事が想定されます」
後志の黒松内町です。
事故の際の「広域避難先」に指定されてはいないものの、万が一、事故があった場合は多くの人がマイカーで町内を通る可能性があり、町は、十分な対応力が備わっていないと懸念しています。
さらに…。
貴田岡結衣記者
「こちらが黒松内町唯一の診療所です。万一の事態には、ここで大勢の被爆スクリーニングをする可能性があります」
原発事故による被爆量のスクリーニングを担う診療所は、スペースや人員の面で限界があります。
■《なぜこのタイミング?大学教授が見解》
反対や懸念の声もある中、再稼働に舵をきった鈴木知事…。
北海道文教大学の宮本融教授は、知事が同意を判断したタイミングについて分析します。
北海道文教大学 宮本融教授
「(北電が)2027年の前期に稼働するように、準備段階を滞りなく進めるためには、政治的な同意は早い方がいいと判断したんだと思う。来年の今頃でも政治的な判断は遅くはないが、1年前倒しのほうが知事のイエスかノーかで選挙をやることに持ち込まれなくて済む」
■《議会でも厳しい批判》
北海道議会では野党会派から、知事に対し厳しい批判も…。
民主・道民連合 畠山みのり 道議
「知事はこれまで安全が第一と話していたが、知事の考える安全とは二の次・三の次以降の位置づけと受け止めざるをえません。言い訳をあえてお聞きします」
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