犬・猫の歯周病の検査に必要な３つの道具はコレだ！

歯の検査に必須アイテムはコレダ！　
まず一つ目はプローブ

先の丸い細い棒に目盛りがついたものです。
歯周病は歯の周りの歯茎とか骨が腐ってしまう病気です。

これは、主に歯周ポケットの中を探る道具として使います。
先の丸い棒を、地面に穴が空いてるところがないか探すような感じで骨を探っていきます。

歯周病も骨のなくなり方は色々なのでそれを手探りで探していく感じで使います。
当院では飼い主さんに診察室に入ってそれを感じていただくこともさせて頂いております。

そうすると歯周病になりやすい場所や、歯ブラシがうまくできてない場所なども実感できるかと思います。

歯石がたまりやすい場所とは全然違うのにびっくりされるかもしれません。

二つ目がエクスプローラー

先が針のようにとんがっていて
この歯は折れて神経が出ているかエナメルが無くなっているだけなのかをこのエクスプローラーで調べます。

三つ目が歯科用レントゲンです

レントゲンにはフィルムに焼き付けるアナログのレントゲンとパソコンに表示するデジタルレントゲンがあります。

うちの病院は今全身のレントゲンはアナログのフィルムに焼き付けるやつですが口のレントゲンはデジタルになっています。
でも、デジタルレントゲンの調子が悪いときの緊急時に備えたり、飼い主さんにリアルの大きさをお見せしたりお渡しするのにたまにアナログのフィルムのレントゲンも使います。


歯科用レントゲンの撮影の仕方は、普通のお腹や足を撮影するのと違って、アナログのレントゲンだとフィルムを口の中に入れます。

この歯科用のレントゲンフィルムは何と、この西宮市の私の近くに本社があります。
阪神技研さんといいます。
このレントゲンフィルムは現像室がなくても外で現像ができてしまいますし、フィルムに番号が振ってくれているのでした場所が分かりやすいです。


20年前にアメリカで犬猫の歯のレントゲンの撮影の練習をした時に、
このレントゲンフィルムが出てきて1どこの会社に行ってみたいなと思う位誇らしくおもいました。
数年前、その会社をお伺いすることができて、ちょっと感激しました。

獣医さんでも歯を勉強してみようと思われる方は、デジタルレントゲンを買うと150万円以上はするかもしれませんが、アナログレントゲンだけこのフィルムで撮影するなら100万円以内で始められるポータブル歯科レントゲン装置は、今安価で良い物が色々売られています。

私も最初の歯科レントゲンは、22年前ぐらいに買ったのですが20年以上アナログで頑張っていました。
歯内療法という神経を抜く処置をしなければアナログで十分です。
。
歯周病や顎の骨の中の腫瘍は歯科レントゲンなしには診断は絶対に無理です。
骨折の診断をレントゲンなしでやっているようなものです。

犬猫の歯石を取っている獣医さんには是非歯科レントゲンは1台持っていて欲しいと思っていますので、
是非検討してみてください。

ではでは！








りえ先生のペットの未来チャンネルでは
絶賛質問　募集中！
質問は匿名です！

獣医師に聞きたいこと、基本何でもどうぞ。
コロナのことでも良いですよ。


■フォームURL
PC・スマホ共https://ws.formzu.net/fgen/S66897527/
フオームへのご質問は可能な限り　YouTubeやブログでお答えしていきます。

個別の症例のご相談や
来院の難しい方も、お電話やネットでのカウンセリングやご相談を受付ております。
受付の詳細は、メールまたはお電話でご予約ください。

メールアドレス
[email protected]

TEL
0798-20-5876

#HP
http://www.rie-cl.jp/


#FB
  / watanabe.rie.39  


＊＊＊＊＊

【渡辺りえ院長　資格・所属研究会】
・日本獣医皮膚科学会
・獣医アトピー・アレルギー・免疫学会
・耳研VEP（犬猫の耳の研究会）
・日本小動物歯科研究会レベル4（最終コース）
・日本動物病院福祉協会（JAHA)家庭犬しつけインストラクター
・エキゾチックペット研究会
・動物臨床医学会