雨で超絶不安定でもかっ飛ばす！【三菱同期リラクタンス（SynRM）モーター全区間走行音】東武80000系　東武アーバンパークライン（東武野田線）　急行　船橋→大宮

車両：モハ82503
電動機：TM24形　全閉自冷式3相同期リラクタンスモータ (250kW/h・三菱電機)
制御器：MAP-204-15V369形　フルSiC素子適用2レベル方式電圧型PWMインバータ制御（三菱）

2025年3月8日に東武アーバンパークラインでデビューした東武80000系の急行運用の走行音です。

前回は運用開始日に収録しましたが、その後すぐに運用から外され、七光台の車両基地に留置、その後も通勤時間帯の対応に四苦八苦と、前途多難な一か月でした。
どうやら将来のホームドア対応を見越して、所定停止位置±50cm以内が許容範囲になっており、外れて停まった場合はドアを開けることができない設定になっているようです。
通常はTASC等の自動制御と併せて設定されるものだと思いますが、東武鉄道はなぜか先走って全て手動、すなわち運転士のブレーキ技術に全てを託して運用開始してしまったので、運転士はかなり大変な様子です。

今回は”敢えて”曇り→小雨→雨になるタイミングで収録してみましたが、空転滑走で停止位置の許容範囲内に停めるため、ホーム端で25km/h程度に減速して、そろりそろりとブレーキを掛ける状態でした。
空転検知と再粘着は当然しっかり作動していますが、細かい制御が逆にガクつく原因にもなっているのは70000系と同様のようです。
新鎌ヶ谷到着前から小雨で砂を撒いて制動、柏出発後から本降りの雨となり、どんどん挙動が不安定になる様子が音からも感じられるかと思います。

こりゃ運転士は疲れてクタクタになってしまいますね…
大変大変お疲れ様でございます…