【中学国語】「ない」の見分け方

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今回は、中学国語で学習する『ないの見分け方』について、詳しく解説していきます。

『ない』には大きく分けて

①助動詞
②形容詞

の2つがあります。

どちらかを見分け方として、『ない』を『ぬ』に言いかえて意味が通じるかどうか確かめる方法があります。

意味が通じるなら『助動詞』であると言えます。

(例)

・時間がない
・彼は話さない

「時間がない」を「時間がぬ」と言いかえても意味が通じませんので、この「ない」は助動詞ではありません。

一方「彼は話さない」を「彼は話さぬ」と言いかえても意味が通じますね。(ちょっと古い時代劇で話されるような言い方になりますが…)

よって「話さない」の「ない」は助動詞と言えます。

テストの問題などに出される「ない」は以下の4パターンがあります。

①助動詞の『ない』
⇒ 『ぬ』に言いかえても意味が通じる

(例)夕食を食べない

②形容詞の『ない』
⇒ 存在の有無について「ない」という意味で使われる

(例)お金がない

③補助形容詞の『ない』
⇒ 形容詞＋形容詞の「ない」という形で使われる

(例)この問題は難しくない
※「難しい」＋「ない」の形になっている

④形容詞の一部の「ない」

・切ない
・はかない
・やるせない
　　:

↑のような「ない」は、「切ない」という形容詞の一部、「はかない」という形容詞の一部、「やるせない」という形容詞の一部ですので注意しましょう。

動画内では↓のような「ない」を見分ける問題を解説していますので、ぜひご覧下さい。

【問】例文の「ない」と同じ用法なのはどれか？

(例)車が動かない

　ア 自信がない
　イ はかない命
　ウ いつも怒らない
　エ 今日は寒くない

今後も、中学生に役立つ解説動画をアップしていきますので、よろしくお願いいたします！


コチラで『漢字の成り立ち』についてのゴロ合わせ動画をアップしているので、ぜひご覧下さい→    • 中学国語【ゴロ合わせ】「漢字の成り立ち」  

#国語 #ないの識別 #ないの判別