【淡水魚シリーズ 2】ウシモツゴのなわばりとケンカ
Автор: びわこのちからチャンネル【琵琶湖博物館公式】
Загружено: 2025-05-08
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【けんかっ早いウシモツゴのなわばり行動】
ウシモツゴは東海地方の固有種で、地元では「けんかもろこ」と呼ばれることがあるほど、喧嘩をします。喧嘩をよくするのは、産卵期の雄です。雄は産卵期になると気に入った場所になわばりをつくり、そこに雌を誘って産卵が行われます。卵も孵化するまでは雄が守ります。この時のなわばり行動が激しいために「けんかもろこ」と呼ばれていたと思われます。実は、学名(種小名)の「pugnax」にもけんかっ早いという意味があります。ウシモツゴのこの生態的特徴を考慮して、名前をつけました。
かつては濃尾平野に広くいた魚ですが、現在では10か所ほどの里山のため池に残存するのみまで激減してしまいました。日常の生活の中で、ウシモツゴのなわばり行動を見ることはほぼ不可能な状態となってしまいました。琵琶湖博物館水族展示室のよみがえれ!日本の淡水魚コーナーでは、現在のウシモツゴの生息地であるため池の様子を再現しています。そのため、ウシモツゴの野生での生態に近い姿を見ることができます。名前の由来にもなった貴重な“けんか”の様子をぜひご覧ください。
琵琶湖博物館で飼育している個体は岐阜県の平地に広がっていた「堀田(ほりた)」が由来となっています。元々の生息地ではすでに絶滅してしまっています。再び水路や小川でウシモツゴの喧嘩がみられる日を願って、系統保存を続けています。
(学芸員 川瀬成吾)
和名:ウシモツゴ
学名:Pseudorasbora pugnax Kawase and Hosoya, 2015
分類:コイ目コイ科
環境省RDB:絶滅危惧IA類
滋賀県RDB:- (滋賀県には生息しない)
体長:3~6cm
分布:東海地方のみ(日本固有種)
産卵期:4~6月
撮影場所:琵琶湖博物館水族企画展示室 よみがえれ!日本の淡水魚コーナー
撮影日:2024年4月7日
撮影:川瀬成吾
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