【特集】農家が〝チョウザメ養殖〟!? 最新技術で新たな特産“キャビア”の生産目指す【新潟・南魚沼市】スーパーJにいがた2月13日OA
Автор: UX新潟ニュース
Загружено: 13 февр. 2025 г.
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革新的なビジネスモデルで新たな価値を生み出す“スタートアップ企業”の取り組みを紹介するシリーズ。
今回は、南魚沼市の農家が挑む『チョウザメの養殖』です。最新技術を使ったキャビアの生産を目指しています。
大きなビニールハウスの横にある、こちらの建物。中に入ってみると・・・、泳いでいたのは〝チョウザメ〟です。2つの水槽に5匹ずつ。大きさはまだ15cmほどです。
■佐々木農園 佐々木大輔さん
「ちょうど1カ月くらい前にテストで入れてみて、それからずっと元気にエサ食べながら育てています。エイリアンみたいでかわいい。」
チョウザメ養殖の実証実験に取り組むのは、南魚沼市の農家・佐々木大輔さん。
“農業”と“チョウザメ”・・・接点がないように思いますが-
■佐々木農園 佐々木大輔さん
「チョウザメのふんをバクテリアが肥料にして、それを肥料にして野菜が吸ってくれる。そうするとまた、きれいな水が水槽の中に戻るという循環になっています。」
導入するのは、アクアポニックスというシステム。チョウザメの排泄物を、バクテリアが野菜の栄養素に分解。それを野菜が吸収し、きれいな水だけがチョウザメの水槽に戻る。いわば『天然の浄化装置』です。
佐々木さんと連携する長岡市の会社「プラントフォーム」が導入し、このシステム育ちのチョウザメからとれたキャビアを販売しています。この日はプラントフォームの社員が訪れ、水質検査をしました。
■プラントフォーム 遠﨑英史さん
「めっちゃ調子いいですね、出来上がってますね。ろ過自体が素晴らしい、一安心。」
結果は良好。バクテリアが十分に増えたため、今後は野菜を植えてアクアポニックスのシステムを本格的に作ることになります。ただ、このシステムを導入する場合、多額の初期投資が必要になるため、できるだけ多くのチョウザメを飼育しなければいけません。
その解決策となり得るのが・・・水の中に「ナノバブル」と呼ばれる目に見えない大きさの酸素を溶け込ませる技術です。酸素が多く溶け込んだ水の中では、魚などの生育が早まることが知られています。
有機野菜の栽培にナノバブルを活用している佐々木さん。「アクアポニックス」と「ナノバブル」2つの技術を組み合わせることで、効率よくチョウザメを育てることができると考えました。
■佐々木農園 佐々木大輔さん
「こっちに20匹、30匹。(本来この水量で育てられるチョウザメの)2倍と3倍の量を入れてやってみようかなと思って、それでうまくいけば革命が起きるのではないか。」
■プラントフォーム 遠﨑英史さん
「省スペースでどんどんチョウザメを育てられるとなると、食料を安定供給するうえで重要な技術になる。」
成功すれば、初期投資を従来の7~8割程度に抑えられるとみています。
2025年1月下旬。建物の中をのぞいてみると・・・、2つの水槽の中には合わせて50匹ものチョウザメが-
■佐々木農園 佐々木大輔さん
「1匹の平均が50gだったんですが、ちょうど1カ月くらいで90gになった。心配していた死んでしまうこともなく、50匹元気に泳いでいます。」
追加のチョウザメを入れてから1カ月。経過は順調です。
■佐々木農園 佐々木大輔さん
「当初1カ月魚の調子が問題なければ、たぶんこの事業は成功だろうということでちょうど今1カ月前後くらいなので、ほぼ順調に大きくなっていて成功かなと。」
アクアポニックスの循環で育てた“フリルレタス”も育ち、今後どのような形で出荷するか検討するといいます。特別に食べさせてもらうと・・・
■池田藍子記者
「シャキシャキですね。甘くて美味しい。今すぐサラダとかに入れて食べたい。」
この事業は、スタートアップの取り組みに力をいれる南魚沼市が100万円を補助しています。
チョウザメから“キャビア”がとれるまで、約5年。新たな南魚沼市の特産となるか、注目です。
■佐々木農園 佐々木大輔さん
「どんなキャビアになるんでしょうかね。元気な魚からは、口の中で暴れ回るようなキャビアがとれるかもしれませんね。チョウザメ自体の肉も白身で美味しいらしいので、キャビア以外にも市の特産として多くの方に愛されればありがたい。」
2025年2月13日放送時点の情報です。
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