強迫性障害とは?目立つ特徴5つ【精神科医が11.5分で説明】不安障害|強迫観念|確認行為|巻き込み
Автор: こころ診療所チャンネル【精神科医が心療内科・精神科を解説】
Загружено: 7 мая 2024 г.
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0:05 (1)はじめに
0:30 (2)異色の不安障害「強迫性障害」
2:41 (3)強迫性障害とは?目立つ特徴5つ
2:49 ①強迫観念
4:40 ②確認行為
6:29 ③巻き込み
8:05 ④抗うつ薬で主に治療
9:19 ⑤あえて確認しない「曝露反応妨害法」
10:45 (4)まとめ
強迫性障害は「強迫観念」と「確認行為」が特徴の不安障害の一種です。ただし、行動や「巻き込み」が目立つなど、他の不安障害とは一部違いがあります。抗うつ薬SSRIで治療しますが症状は根強く、まずは「巻き込みをなくす」ことを第一の目標とします。
「強迫性障害とは?目立つ特徴5つ」につき、精神科医が要点を約11.5分の動画にまとめています。
出演:春日雄一郎(精神科医、医療法人社団Heart Station理事長)
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↓↓内容の詳細は下記になります。
(1)はじめに
精神疾患セルフチェック。今回は「強迫性障害とは?目立つ特徴5つ」をやっていきたいと思います。よろしくお願いします。強迫観念と確認行為が目立つ不安障害の一つ「強迫性障害」。他の障害とは一線を画す目立つ特徴があります。
(2)異色の不安障害「強迫性障害」
強迫性障害は確かに不安障害の一つとされるんですけれども、一方で他の障害との違いは少なくないところがあります。特に生活への影響の強さというのが特徴的です。
代表的な不安障害としては、「社会不安障害」「パニック障害」「全般性不安障害」などがありますが、強迫性障害はこれらとは異なる特徴を持っています。強迫性障害は考えや行動への影響が強く、1種の「依存」的な側面があり、薬が効きにくいという特徴があります。
(3)強迫性障害とは?目立つ特徴5つ
①強迫観念
「強迫観念」は嫌な考えが侵入的に無理やり入ってきてしまう状態で、馬鹿げていると分かっていても頭から離れません。その結果、強い不快感と不安を伴うことが多いです。強迫観念の内容としては、「汚染恐怖」「確認強迫」「加害恐怖」などがあります。
強迫観念は不安や不快感を引き起こし、集中力や思考力の低下、義務的な確認行為の増加などの影響を及ぼします。
②確認行為
「確認行為」は強迫観念で起こる不安や不快感を打ち消すために行う行為で、初めはある種の「自己治療」ですが、次第に必要な労力が増えて生活を脅かすことになります。手洗い、鍵の確認、加害していないかの確認などが例として挙げられます。
確認行為は一時的には不安を和らげますが、時間がたつと強迫観念と不安がぶり返します。そして確認に要する時間と労力が増大し、集中力や思考力の低下、生活の質の低下を招きます。
③巻き込み
強迫性障害の患者は時に他人を強迫行為に巻き込むことがあり、相手が本人の代わりに疲弊してしまいます。これは病気の「被害者」から「加害者」になってしまう部分があります。
巻き込みは周囲の人を疲弊させ、患者本人の内省を妨げて慢性化を招きやすくします。さらに強要、衝動、暴力性が出現することもあり注意が必要です。治療では巻き込み防止を最優先課題とします。
④抗うつ薬で主に治療
強迫性障害の治療には、他の不安障害と同様に抗うつ薬のSSRI(セロトニン再取り込み阻害薬)を使用します。ただし効果が出にくく、多量の薬を要することが多いです。現実的には寛解よりも症状の改善を目標とし、とりわけ巻き込みの防止を第一とします。
⑤あえて確認しない「曝露反応妨害法」
「曝露反応妨害法」は、確認したい衝動をあえて抑えることで不安に慣らしていく方法です。広い意味での脱感作法の一種ですが、非常に負担が大きいため、抗うつ薬と併用し、無理をしないことが肝要です。
曝露反応妨害法は不安や不快感を引き起こしますが、それに徐々に慣れることで不安と確認行為の減少を目指します。ただし単独では逆効果になりやすいので、抗うつ薬での不安改善を十分に行った上で、慎重に実践することが求められます。
(4)まとめ
強迫性障害は他の不安障害とは異なる特徴を持ち、生活への影響が強いのが特徴です。目立つ特徴として、強迫観念、確認行為、巻き込み、薬物療法、曝露反応妨害法の5つが挙げられます。
治療には時間がかかることが多いですが、まずは他者への巻き込みを防ぐことを最優先目標として取り組むことが大切です。
こころ診療所グループ(医療法人社団Heart Station)
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#強迫性障害 #不安障害 #強迫観念 #巻き込み #確認行為
【解説者】
医療法人社団Heart Station 理事長 府中こころ診療所院長 春日雄一郎
精神科医(精神保健指定医、日本精神神経学会精神科専門医)
2005年東京大学医学部卒業、NCNP病院、永寿会恩方病院等を経て、2014年に府中こころ診療所を開設、その後医療法人化し理事長に就任、2021年8月に分院「こころ診療所吉祥寺駅前」を開業。メンタルクリニックの現場で、心療内科・精神科の臨床に取り組み続けている。

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