病気によって違う〜「仕方がない」「生まれてきて良かった」と思えない理由
Автор: 精神科医がこころの病気を解説するCh
Загружено: 2024-10-22
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00:00 OP
00:33 病気が違うと「仕方がない」と思えない理由が違う
07:14 複数にまたがっている場合
10:36 本日の宿題
本日は「仕方がない」「生まれてきて良かった」と思えない理由をざっくり解説します。
「綺麗事言うなよ」みたいなことをよくコメント欄で言われるんです。
仕方がないと思えないよ、と言うんですけど、じゃあどういう疾患の人がどういう理由で仕方がないと思えないのかということを語ってみます。
◼︎病気が違うと「仕方がない」と思えない理由が違う
これは面白いことに他の疾患の人は、病気が違うと仕方がないと思えない理由が違うんです。
結構面白い、面白いというか。
他の疾患の人から見たら、こんなの仕方がないと思えばいいじゃん、みたいな感じなんだけど、どうしてもその当事者の人たちは思えないことがあって、周りから見ると、何でこだわってるの?というのがはっきりする図なので面白いんです。
面白いというか、interestingということです。
仕方がない、生まれてきて良かったというのは、例えば、普通にうつ病やパニック障害の人たちは、なぜ病気を発症するかというと、だいたいストレス管理、疲労をしっかりマネジメントできずに発症することが多いんです。
マネジメントの問題なんです。
目標をどう下げてあげるか、他人とどう妥協し合うかというマネジメント、自分のセルフマネジメントないしチームマネジメントの問題なんですけど、これを仕方がないと思えないことが多いんです。
自分が頑張ればいい、チームは動かせないと思い込んでいることが多いので、そういうことが多いです。
あとはカサンドラ症候群、バーンアウトしてる場合(適応障害など)、そういう場合は自分と他者の限界や制限を受け入れられない。
自分が頑張れば良い、他人は変わるはずだと思ってるけど、そんなことはなくて、自分も限界があるし他人にも限界があるということが受け入れられない。
他人はただ他人であるという、ただそれだけなんですけど、これがなかなかわからなくて、そのまま結果的にうつになってしまったり、なぜ理解してもらえないの?ということで、うつになってしまうということが多いということです。
あとは境界性パーソナリティ症やトラウマの人たちは空虚感があったり、怒り、過去に対する怒り、見捨てられるという不安、忘れられなさ(忘れられないんですけどトラウマだと)、その事実が仕方がないと思えないんです。
空虚であっても、今あなたの周りは本当に空虚ですか、あなたは今孤独を感じているけれども本当に孤独ですか、孤独じゃないですよ、友達はいっぱいいるじゃんみたいな。
あなたはかつてそうだけど、今は違うよね、理解されないと言ってるけど、でも別に理解されてるでしょ?みたいなことあるんです。
この空虚感を満たしたいんだと言ってるけど、これは満たされるんですか?本当に?ということなるんです。
強迫性障害の人が、例えば手を洗いたい、綺麗にしたいという不潔恐怖があった場合、汚いなと思ってることが綺麗になるということはあまりないんです。
どちらかというと、違うな、という自我違和感を持つ、汚いと思っているけれども、本当は違うんだろうな、理性的に考えたらそうなんだけど、感情的には本能的にはそうだから、とりあえず理性の方を重視して汚いから洗いたいなという気持ちを抑えようということを練習していくんです。
それと同じで、気持ちはわかるんだけれども満たされないんですよ。
満たされない感じをどう受け入れて、仕方がないと思って、生まれてきて良かったと思える瞬間を増やすか、というのが、ここの人たちのテーマでもあります。
何か聞いてると、うん、そうだなと思うんだけど、いや、でも実際あなたの横に彼氏いますよね?優しい彼氏、理解してもらってるじゃん?孤独ではないですよね?もっと満たされたいの?とか色々あります。
こういう境界性パーソナリティの人、トラウマを抱えてるミュージシャンや俳優、タレント、アーティスト、芸術家の人達。
ずっと孤独を歌ってるけど、あなたはこんなにファンがいて、なんで孤独なんでしょうか?
こんなに成功してもまだ満たされないって随分野心家ね、と思うかもしれないですけど、そうじゃないんだよね。
随分繊細ねと思うかもしれないけど、元々こういう人たちだというのもあったりするなということです。
あとは不安症、回避性パーソナリティ症、引きこもりの人たちは慣れなければいけないんです。
行動と慣れが必要なんだけど、それは仕方がないと思えない。
知的な問題、境界知能、精神発達遅滞、発達障害は、能力が自分に足りないということが仕方がないと思えないです。
だから周りの人から見ると、別にもうわかったからいいじゃん、できないのがわかったからその分どうにかするよ、と言ってくれることも多いんですけど、得意なことを頑張ってねということもあるし。
でも自分は絶対それは…と思って仕方がないと思えないことが多かったりします。
あとはヒステリー、A群のパーソナリティ症と書いてますけど、この人はサイエンスの不確かさ、難しさを仕方がないと思えない。
だからわかりやすい陰謀論に走りがちだったりしますけど。
このサイエンスです。
ムズイんですよ、サイエンスって。
結局人間の脳だとわからなかったりするので。
僕だって量子コンピュータのことはよくわからないし、精神医学のことはわかっていることも多いですけど、とは言っても脳科学のこと何とか系、扁桃体がどういうシステムになってるか等わかっていないこともいっぱいあるので、統計のこともわかってないし。
でもかといって仕方がないとは思うし、わからないけれども、科学が大事なのは仕方ないなと思ってるけど、わからない科学はおかしい、変なんだとかいうのがよくあります。
双極、統合失調症、強迫性障害、各種依存症の人は、究極薬を飲む、依存行為はしない、というただそれだけなので。
これが、飲み続けたくない、いや、わかってるけどやめたくない、と仕方がないと思えないということが多いです。
ただそれだけと言えばそれだけなんです。
依存症の人は別にしなきゃいいじゃんみたいな、周りからみればそれだけなんです。
実際僕も週7でお酒を飲んでいたけれども、今でも酒を飲みたいけど、でも飲まなければいいだけだからなと思って飲んでないんです。
これがあります。
◼︎複数にまたがっている場合
いや、それだけじゃないでしょう、と言う人がいますけど、たぶん、それだけじゃない場合は合併症なんです。
例えば依存症+境界性パーソナリティ症の人もいます。
依存症になってしまう。
やめるだけなのにやめられない。
なぜかというと、空虚感があるから。
空虚感があるからやめられない。
この空虚感を満たすのは依存症の行為だから、ということで合併してるとやっぱきついよね。
空虚感、かつ能力(神経発達症や境界知能など)。
空虚感もあるんだけれども、トラウマもあるんだけど、実際今もある種の能力不足に悩んでいるから満たされない。
慣れていけばいいだけなんだけれども、そういう自他がわからないから、自分が頑張ればいいと思ってるからやれない、と。
この7つの要素が複数にまたがっていると、治療は進みにくいです。
逆に1個だけの問題だと、通院がほとんど終わってしまう、しなくても済む人、例えばマネジメントの問題、これだけの問題の人だったら通院数回で終わってしまう、むしろ通院しなくても「ああ、そうなんだ。うつがうつっぽいから自分は休んだほうがいいんだ」と思って計画的にやってしまってる人もいたりするぐらいなので、1個だけだと意外と問題解決が早かったりします。
難治性の場合は複数にまたがっていることが多いなと思います。
ある患者さんが全部コンプリートしてることもあります。
依存性があってやめられなくて、マネジメントしなければいけないけど、セルフマネジメントも苦手だし、チームのリーダーになってるし、自他の境界がよくわからなくて、他人に対して諦められないし、自分が頑張ればと思い込んでるし、元々ボーダーというか境界性の人で、かといって不安な行動することは苦しいし、やろうと思うと空虚感や不安の問題は相乗効果になるし、発達が自分にもベースにあって、そして科学的な教育を受けてない、サイエンスを受け入れてない、全然普通にコンプリートしてることもあるんですけど、という感じです。
でも少ない人たちから見ると、能力の問題で悩んでいる人たちをカサンドラやバーンアウトの人たちが見ると、ただできないだけだから周りがフォローする、私たちが頑張るからいいんだよという風に思ってるし。
カサンドラやバーンアウトに悩んでいる人たちを発達の人たちが見ると、別にそれ他人のことでしょ、だから諦めたら、でも自分たちは自分のことだから諦めないけど、あなたは他人のことだから諦められるでしょう、ということになったり。
何かそういう対立というか、ディスカッションというか、自助会であってもよく見られるし、コメント欄でもよく見られているという感じです。
仕方がない、生まれてきて良かったというのはすごく難しいことのように感じますけど、すごく理想的な要素、悟りの要素まで行こうと思うと難しいんですけど、不安やトラウマに支配されない、病的な水準ではない状態まで行こうとするのであれば、割とそんなに難しくないよということです。
ただ、合併してると難しいという話でした。
◼︎本日の宿題
どう仕方がないと思えなかったか、どう仕方がないと思うようになったか、皆さんの体験談などを書いてもらうといい宿題かなと思います。
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