記憶のあの音

オーディオ機器が目覚ましい進化を遂げた1970年代。
半世紀後の現在、高級機はそれなりに残っていますが、親におねだりしたり、貯めたお金でやっと手に入れ胸躍らせた「みんなのエントリークラス」や自作用のユニットの稼働品はほんとに少なくなってしましました。そんなアイテムに感謝するべく収集、「記憶のあの音」を記録していきたいと思います。
ゲルマラジオ~3石キット~6石キット~ナショナルワールドボーイGXO~KE(京浜電子)OTL8W+8Wのアンプキットでオーディオ入門しました。お金がなかったので、秋葉原でPAX20用の箱だけ買って中身はモナークのダブルコーンを入れました。確か1本¥980。もちろん粗大ゴミ置場への巡礼者でもありました(笑)
オーディオ修行は後にアンプがDENONのPMA255、SPがUP203+H54HDまで行った段階でストップ。免許を取得して車に乗るようになりそちらに熱中したからです。そのうちUP203の音が片方出なくなり、普通ならJBLなどにグレードを上げるのでしょうがなんせ車に使う金優先だったので、安い409Bで良いやっとなったのです(高校時代の友人が所有していた403Aの音の記憶から)その後、就職、結婚、度々の引越しでオーディオ品は姿を消しましたが、なぜか入門時の「PAX箱」だけは残っていて、今日に至っております。